「あー…月子?これは、お前が作ったのか?」 『うん!!当たり前だよ。』 俺の前には毒物もとい見た目はパーフェクトな菓子が置いてある。 クッキーと…来たか…。 この前も食わされたがあん時はマフィンだった。 確か幼馴染と一緒に作ったらしいが、危ないもんだった。 こいつはきっと何かを作る度に世話係がついたとしてもダメなんだろうな…。 そうあの時確信した。 『隆文君、食べないの?』 じっと上目使いで言われ俺は言葉につまった。 なんだこれ、半分脅しじゃねぇか? だが、今日は成功してるかもしれない。 そうだ、ポジティブになってみようか。 大丈夫だ、死ぬわけでもねぇし。 『大丈夫だよ?今日は塩と砂糖は間違えてないし!!』 「そうか、俺はお前を信じるぞ?」 『そんな警戒されると帰って傷つくよ…。』 俺は目を瞑って口の中に一枚クッキーを放り込んだ。 「もぐもぐも…」 視界が真っ白になった気がした。 「月子、何入れたんだ?」 『え?ちゃんと材料通りに作ってみたよ。』 「どういう事だ?説明証が間違ってんのか?」 う〜…んと首を曲げているとあっ!!と月子は言った。 「なんか心当たりでもあったのか?」 『うん、隆文君ってさ甘いの苦手じゃない?だから砂糖と塩を半々に入れてみたんだけど…』 「それだ、間違いなくそれだ。つか、砂糖と塩を半々って…あるか普通。」 『だって、隆文君甘いの苦手じゃない…。』 「だったら、チョコのビターとかそういうのにチャレンジし…」 『そっか!!隆文君は苦いのが好きなんだ!!わかった、私もう一回作ってみるね!!また、後でね!!』 そう言って月子は廊下を走って一人寮へ戻っていった。 「俺、今余計なこと言ったか?」 さっそく今日は部屋に戻って厳重に戸締りをしないといけないような気がした。 恋する乙女の凶器 頑張るのもいいが、体に良いものを作ってくれ ----------------- 久しぶりでs(((遅いんだよ!! ごめんなさい、最近不調子で…またこんな感じに続くかもしれません。 ネタがなくて、いやあるんですけどないんです((どっちだ しかも、犬飼くん似てないー!!最近書いてなかったからかー まぁ、最初から似てませんが… すいません、更新してなくてもブログ=365はいつも更新しています。 不調子とかいって倒れています。 ごめんなさい、授業中でも頑張って妄想しますゞ どうか、皆様見捨てないでください。 2011.05.23 |