『抱きついていい…?』 読んでた本を落としてから耳を疑った。 こいつは一体何言ってんだ?新手のゲームか?罠か? 『いい?』 迫りよる夜久にたじたじな俺。 ち、ちょっと待てよ。お、俺と夜久はたしか部活仲間でただのバカ騒ぎしてる友人。そんな恋愛とか関係ない繋がり。ましてやこいつは学園内じゃマドンナ的存在で、部活では紅一点のお姫さまだぞ?ないないない。 『ねぇ…』 ベッドの壁に寄っ掛かってたのは俺が確信犯だからではない。じゃあ何故に夜久は俺の膝上に乗っかり壁に手を置いて至近距離でいるんだよ。つーか、俺も俺でなんで避けないんだよ。早く対処しねーと理性がぶっ飛ぶ。 「あー、夜久。女子がんな事しちゃいかんだろ。とにかく降りろ。」 目が怖くて逸らしながら言ったはいいが、退く気配もない。やばいやばい、困った。 『犬飼くんの体温が欲しいの。』 は…?な、何言ってんだよ…こいつは!!俺が何をしたって言うんだよ…!いい加減恥ずかしくなってきやがった。ったく、キャラじゃねぇ。 「夜久さん?あのいい加減降りー…!!!?」 ぎゅっと華奢な身体が俺の身体に倒れこむ。思考の停止。身体の異常反応。…心臓がうるせー。 『…やっぱり犬飼くんは温かいね。』 顔が見えなくてもわかる。今のこいつは幸せそうな声色だった。 「そーかい。はぁ…ったく、こういう事は好きな奴にしろよ?」 頭を撫でようと手を伸ばした瞬間、急に顔を上げて顔が至近距離になったかと思うと唇に何かがあたった。 『やっぱり、抱きつくだけじゃ物足りないよ。』 抱きついたのちに 告白と初めて持ってかれました。 (はぁぁぁ?!え、…はぁ…?!) (…ん、その反応…。嫌だった?) (嫌じゃねぇけど…ってちげーよ!簡単にそういうのするな!!) (ちぇー。愛情表現の一つなのにぃ。) (愛情表現って…だいたいな) (じゃあ、付き合ってよ。隆文くん。) (たか、ふ…?!) ーーーーーーーーーーーーー 夜中って怖いねwwwツイッターで犬飼botに話しかけてたら恋しくなりました。 もうわけがわからないよ\(^q^)/ 久しぶりなのでキャラ迷子です…。脱字いっぱいですみません…。 2013.01.28 |