月子と天体観測をしている時だった。
さっきまで集中してたのに…月子は今俺の膝で熟睡中。
ドキドキと鼓動が早まって集中したくてもできない…。
あ゛ーダメだ…集中できねぇ…!!!
平常心を保とうとしていてもちらちらとこいつの寝顔が目に入る。
無防備…けれど、すっげー可愛い。

今から五分くらい前の時間。
月子と俺は課題をやっていた。
いつも通りこいつは集中していて、でもって俺はいつも通りずっと空を見上げながら月子を盗み見ていた。
だってよー、普通好きな奴を前にして我慢なんてできるか?俺は無理だ、なんせこんな近くにいるんだから。
俺がちらっと見た時月子はだんだんうとうとして眠そうな顔で仕舞いにはあくびを一つしていた。

「月子、眠いのか?」

『え?…うん、ちょっとだけ』

「もう、帰るか?」

『けど、まだ終わってないし…弥彦くんが膝枕してくれたらまた頑張れるかも!』

なんて可愛い顔して言うもんだから俺は即答で「いいぞ!!」と答えた。
こんなの断るはずがない、つーか、こんなチャンスは滅多に無いことだと俺は思った。
月子は驚いた顔をして少しだけ頬を赤く染めながら『お邪魔します…』と言って俺の膝に頭を乗せた。

『弥彦くんの膝…温かいね…』

そう言ってから寝息が聞こえてきて見事に夢の中へと入り込んだわけだ。
その瞬間からの俺の鼓動はドキドキと早く鳴った。


ふわっと頭を優しく撫でてやるとシャンプーの香りがして
なんだか余計に早く鼓動が鳴る。

可愛い、可愛いすぎる。

まるで子猫でも扱うかのようだった、ふわふわしててなんだか小さくて。
俺はうるさい胸を手で押さえながら月子の唇にそっと口付けをして離す。
すると、ゆっくりと月子は目を覚ましきょとんとした顔をしてじっと見つめ合った。
至近距離で、月子は俺にキスされて、ただ見つめ合う形になって
今の状況を考えるとなんだか…眠り姫にキスをした王子様という感じがする。
ちょっと待て、これは物凄くなんだか…気まずいし恥ずかしくないか?俺…
かぁっと顔が熱くなって、気づけば月子も顔を赤くしていた。










おとぎ話のお約束






(や、弥彦くん……)
(み、見ないでくれ!!今、俺はなんだか穴があったら入りたい…)
(あの、できれば、もう一回し、て?)
俺はもう一度慎重にこいつの唇に優しく触れた。









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白鳥君好きだぁぁぁーあ〜あ〜あ〜((エコー下手だな、おい
とりま、白鳥君いかがだったでしょうか?
最初は…犬飼君にこれやらせるつもりだったんですけど…
白鳥君の方が似合うかな☆って思って書きました。
だって、白鳥君って乙女だしこういうの似合いそうなんだもん!!(((帰r
はい、すいません…自重します。
なんだか、これ書いてて私の顔がフィーバーしてて熱いです。
むむむ…ごめんなさい。
もっと日本語知らなくちゃ!!!(`Д´)/



2011.05.31