『弥彦くん…』
「ん?なんだー月子。」
『好きだよ。』

突然のできごとだった。
俺は押さえ付けられない心臓の音ををバクバク鳴らし胸を押さえ付ける。


「は、ははは、い、いいきなりどうしたんだー?」


ニッコリ笑っても歪んでしまう。
あぁ、顔が熱い。


『ううん、ただ…言ってみただけ。』

そう言って笑うこいつの姿を見てドクンと心臓が跳ねる。
いつもは俺が言ったりする、けれどこんな直接月子から言われるとなんだか嬉しく感じた。


『弥彦くん。今日、何の日か知ってる?』
「今日はなんかあったか?5月9日だけど」

月子を見るとくすっと小さく笑って微笑んだ。

『今日はね、告白をする日なんだよ。』

そう無邪気に笑うこいつを見て俺も釣られて笑う。

「そ、そうかそうか…ははっ、告白か…」

俺は、はぁと小さくため息をつく。
今日がなければこんな事もうこいつから『好き』って聞けないんだろうなぁ
俺は少しだけ寂しさを感じ足を止めた。

『?どうしたの?弥彦くん。』

月子も立ち止まって俺の顔を覗き込んだ。
俺はその瞬間ギュッとこいつを抱きしめる。

『や、弥彦くん??』

俺の腕の中にすっぽりと収まりながら月子は言った。
そんな事お構いなしに俺は口を開く。

「…もう一回言ってくれないか?」
『…え?』
「…だからその、…好きって」

言った後の恥ずかしさが喉にまで込み上げてくる。

『好き、です。』

小さく呟くように月子は言った。


「俺も、月子が…好きだ。」


そう言ってからお互い見つめ合い、
こいつの唇にキスを落とす。










告白の掛け合い






たまにはお互いの気持ちを知る事もいいかもしれない。







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今日はみなさん告白の日らしいですよ。
5月9日…告白の白ってどこにいれるんだろ


とりあえず久しぶりの白鳥くん\(^q^)/
ごめんなさい…似てなくて…
最近別人になって行くような…そんな感じがしてならない…
もっと勉強しなくては…

皆さん読んでくれて感謝ですゞ



2011.05.09