8


あーもう。なんて手のかかる先輩だ。
かわいいにも程があると思うんだ。

「はい、ばんざいして下さい」
「んー」
先輩の可愛らしいうさぎ柄のパジャマを脱がしていく。
何故こんなことをしているか。今からナニをする、という訳ではない。
今日は学校もあるし、現在の時刻は丁度7時をさしている。そんな時間は無い。
「次は下ですよ。って、これ、この下着は学校にはいていったら駄目ですって」
昨日寝る時は気付かなかったけど、この下着はやばい。
もしパンチラでもされたら、全員が出血多量でお亡くなりになられる!
「あ、ん、てんまぁ?」
先輩の色っぽい声が聞こえたする気がするが、今はかまっている暇は無い。
俺はセクシーなレース付きのピンクの下着を先輩から剥ぎ取り、普通のボクサーパンツを穿かせる。
「はい、先輩、立って」
「うん」
先輩は目をこすり、ふらふらとベッドを降りた。
そして手際よくワイシャツを着せ、スカートを穿かせる。
スカート、こんな短いのはいてたっけ?と思いつつ、ウエストのファスナーを上げる。
さっきまでは意識していなかったが、先輩の太ももがやけにエロくてごくりと唾を飲み込んだ。
「てんまー、ありがと」
しゃがんでる俺の頭をがしがしと撫でる先輩。ありがたき幸せ。
「どういたしまして」
見上げると、まだ不満そうな顔をしている。はて、何か他にすることがあったっけ?
「てんま、抱っこ」
「仰せのままにー、俺のお姫さまー」




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -