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「先輩起きてくださいよー」
「ひゃ、あはは、やだやだっ」
ベッドでごろごろしている先輩を擽って攻撃。
やめて、と抵抗するけど力が全然入ってなくて俺のされるがままになっている。
寝癖がついた頭に、ふにゃふにゃの笑顔。あー可愛い。
もうなんでこんなに可愛いんだろう。自然と手が伸び、先輩の小さな体を抱き締めた。
「てんま、いきなりなにすんのっ」
「だって、可愛いんだもん」
至近距離で見つめ合い、暫しの沈黙。どんどんと体温が上昇していく。
「ちゅー、させてください」
返事を聞く間もなく、唇を奪う。触れるだけの口付けを、何度も繰り返した。
「ん、ふぁ」
潤んだ瞳、赤く染まった頬、物足りない表情。いつもの情事を思い出し、頭がくらくらとする。
「天馬、もっと、してよ」
極めつけの一言に俺はもう我慢できそうに無い。



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