22 ふたりで布団を被って、クリスマスについての会議。 「ケーキは絶対3こ!」 「えー、そんなに食べれます?」 初めてのふたりだけのクリスマスになるから盛大にやりたいね、なんて言って、もう寝る時間だって言うのに、全然眠れそうに無い。 まだまだクリスマスまで、1ヶ月ちょっとあるってのに、この盛り上がり様。 でも、俺もわくわくしてしょうがないんだ。 プレゼント、もう用意してるのは内緒にしてるんだけど、もう言ってしまいたい位。 でも、先輩の驚く顔が見たいから、我慢、我慢。 「うー、楽しみっ」 先輩は俺の顔を見て、にっこり笑った。繋いだ手に力が入る。 「で、クリスマス終わったら、お正月でしょ?」 「先輩、早い早い」 俺と先輩はけらけら笑って、抱き合った。先輩の体温が、あたたかい。 ごろごろと狭いベッドを転がっては、笑い合う俺達でした。 |