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「天馬、髪がぷりんだよ」
「え?あ、最近放ったらかしにしてました」
ソファーでだらだらと再放送のドラマを見ていると、先輩は飽きたみたいで俺の髪の毛をいじり出した。
やけに触り方がソフトで、えろい。駄目だ、むらむらしたら駄目だっ。
「もう染め時じゃない?」
先輩は俺が結構キてるのも知らずに、髪の毛を触り続ける。
落ち着け俺。まだ夕方だぞ。
「どしたの、天馬、顔真っ赤だよ?」
「え、あ、その」
何故か先輩は人の上に跨り、自分のおでこを俺に引っ付けた。
「せ、せんぱい?」
「熱でも、あるのかなって」
にこりと笑い、首を傾げる先輩。
ああ、絶対誘ってる!誘ってるに違いない。
「あーもう!」
「え、え?」
「先輩が可愛いから悪いっ」
先輩を抱き締め、頬擦りをする。
あーもう時間とか男の意地だとか関係ないっ。
「ふ、あ、天馬、全然元気じゃんっ」
「元気ですよ!もうやる気満々なんですよ俺っ」
じたばたとする先輩を抱っこして、ベッドまで連れて行く。


「昨日も、したんだよ?」
「俺は毎日でもしたいんです」




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