かもん!

「抱いてよ、拓人」
その瞳はいつも以上に凛としていて、呆然としてしまう。
「どうしたんだよ、いきなり」
霧野の桃色の髪に顔をうずめ、耳もとで囁く。
シャンプーの香りが、心地良い。指に髪を絡ませると、霧野は擽ったそうに身を捩った。
「最近、部活で忙しいだろ?会える日も限られてるし、今日くらい、ねえ」
俺の腕の中でもじもじと、小声で可愛らしいことを言っている霧野。
「抱いて、なんて言われなくても、俺はそのつもりだったよ」
そう言った途端、霧野の瞳はきらきらと輝いた。
そして、自分から霧野はばたりと仰向けにベッドに倒れる。
「さあ来い!」
ばんばん、とベッドを叩き、俺を誘う霧野。
「霧野さん、それ、新しいわ」
まあ、そんな霧野も可愛いんだけど。

手首を押さえつけ、触れるだけのキス。
唇を離そうとすると霧野は駄目、と言いたげな顔でまたキスをせがむ。
「しょうがない、な」
「ふあ、た、くと」
深く深く口付け、歯列をなぞる。どちらの物かわからない唾液が、霧野の口の端から垂れた。
「あ、たくと、まだ、駄目だってば」
「もう、こんなにひくひくしてるのに?」
そこに俺のものを宛がい、つん、と押し付ける。
霧野の体はぴくん、と跳ねた。
「ほら、入れるからな」
「あ、ん!」
ゆっくり、進入。ずぶずぶとものは飲み込まれていく。
股を大きく広げている所為で、繋がっている所は丸見えだ。
ピンク色のそこに、グロテスクなものがどんどん挿入される。
「あ、あ、おっき、い」
霧野の甘い吐息、ぐちゅぐちゅと響くいやらしい音。
どんどん俺のものは張り詰めていく。
そしてそこはめりめりと拡げられ、霧野の喘ぎ声が大きくなる。
「たくと、あ、あっ、はあ」
「きり、の」
膝裏を掴み、最奥まで突き上げる。
奥に当てるたび、霧野の細い体はびくびくと反応する。
「あ、いい、よ、いいの、俺、いっちゃ、うっ!」
「らん、まる、っ!」
良い所を突いたらしく、霧野は涙を流しながらイッた。
ぎゅう、と締め付けるそこに耐え切れず、なかに射精する。
大量の精液をそこに流し込むと、霧野は嬉しそうな顔をして俺の手を握った。





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