あさからげんき

「……うおっ!なに、してる!霧野っ」
「え?だって、こんなパンパンになってるから」
「朝だから!朝だから仕方ないだろ!霧野だってなる事あるしわかるだろっ!」
「とりあえず、この蘭丸さまがスッキリさせてあげようかっ」

なんという事だろう。
朝立ちしているのを見られた自体屈辱だが、刺激されるとそんなことはどうでも良くなってしまう男の性。
仰向けになった俺の上に跨ぎ、蘭丸は俺のモノによだれを垂らす。
そのまま優しく俺のモノを扱き始める。
「ねえ、きもちい?」
上目遣いでこちらを見る霧野。
ただでさえこっちは限界に近いんだから、そう焦らすなよ。
「気持ちいい、よ、もう、俺」
「なに?もういっちゃうの?」
「仕方ない、だろっ」
もうイキそうなので、自然と腰を揺らす。
だが、霧野は手の動きを止める。
「まだ、駄目ぇ」
にやりと笑って霧野は自分の衣服を脱ぎだした。
霧野は自分で後ろを少し慣らすと俺のモノを掴み、ゆっくりと飲み込んだ。
「う、あ!」
「た、くとっ?」
恥ずかしながら、挿入しただけでイッてしまったのだ。
「ご、ごめん…」
「かわいい。たくと、いっちゃったんだねっ」
霧野は、そのまま俺にキスをしその場から動こうとしない。
「きりの……さん?」
「たくと、まだまだ若いんだからいけるでしょっ」
力の抜けてる俺のモノはかろうじて霧野のナカに入っているわけで。
そのまま加減せずに霧野は腰を上下させてくるもんだから、たたないわけにいかない。
「は、あ、ほらぁ、たくとのどんどんおっきくなってきた」
「だって、お前が、そう、やらしく動いてくるからっ」
もう情けないを通り越して、やるだけやってやる!という気持ちになってきた。
そのまま腹筋に力を入れ起き上がり、霧野と向かい合う形になる。
「もう、泣いてもやめないからな、蘭丸」
「ふぇ!え、ちょっと、あ、はぁっ!」
腰をがっつり支え、勢いをつけて突っ込む。
抜ける位まで戻しまた深く挿入すると、霧野は涙をぽろぽろこぼした。
「ふあ…それ、駄目、だめぇっ」
「駄目、じゃないだろっ?」
霧野は俺の背中に腕を回し、しがみ付く。
揺れるたび、霧野のシャンプーのにおいがして性欲を掻き立てられる。
「は、あ、たくとっ、いっちゃ、う、だめ」
「ああ、俺も、出す、ぞ!」
がっしりと霧野の尻を掴み、乱暴に揺さぶり、そのままナカに出す。
どくどくと脈打ちながら霧野の中に吐き出される精液。
しばらくの間霧野を抱き締めたまま、ぼんやりとしていた。

・・・

「「遅刻だ」」
時計はもう12時を回っており、とりあえず別々に登校するもクラスのやつらにはバレバレで茶化されて散々な日だった。



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