夏休みの終わり

「しんどうしんどうしんどう!!」
「…なんだよ、いきなり部屋に入ってきたと思ったら」
「宿題!やってないんだよおれ!答え教えて!」
「はあ?明後日始業式なのに?」

・・・

普通、夏休みに入ったらすぐ終わらせるものだろうと俺は思う。
まあ俺が律儀というか、生真面目だからそうなんだろうが。
霧野はテーブルにプリントを置くと、はぁ、とため息をついた。
そのままふたりは座り、勉強を始める。
「霧野、お前数学苦手だっけ?」
「うん。全然進まなくて、そのままほったらかしにしてたらついつい…」
うーんとうなりながらプリントと睨めっこする霧野。
ここは、こう。と説明しては、霧野は頷くもまた首を傾げる。
「はあ、もう、わかんなーい」
女子高生か。と突っ込みたくなるほどのだらけ具合。
「で、これはどう解く?」
「んー、こうかな?」
上目遣いでこちらを窺う霧野にどきどきしてしまう。
駄目だ駄目だと言い聞かせ、平静を装った。つもりだ。
だが、気付かれてしまったようで、霧野はにやりと笑い擦り寄ってくる。
「ね、せんせ、俺、他の事教えて欲しい、な」
「うあ、霧野、おい」
ちらりと服の隙間から見える肌がいやらしい。
もっと見たい、全てが見たい。
そう思い、ゆっくりと霧野のシャツのボタンに手をかけた。
「た、くと」
「お前が誘ったんだからな…」
ボタンを外しつつ、首筋に吸い付く。跡がつくように、キツく吸い上げる。
「ひゃ、あ、だ、め、そんなとこ、見えちゃ、う」
「俺のだってこと、見せ付けても、良いだろ」
そのまま下まで移動させ、乳首を攻める。
わざとらしく音を立て、口に含み、ねっとりと舐める。
「あ、う、やぁ」
「このおっぱい、大きくならないかな、蘭丸ちゃん」
ぺったんこの胸を、やさしく揉む。ああ、えろい霧野。
ぴんと立ち上がった乳首を人差し指でこねくり回すと、霧野は軽くイッた。
「ふあ、あっ!」
「かわいい、なあ」
そのまま床に押し倒し、全て剥ぎ取る。
「痛いけど、ごめんな」
「は、あ、はや、くう」
霧野の細くて綺麗な脚を掴み、開かせる。
汗とか、色々でべたべたになっている霧野の小さなモノにに、舌を這わせる。
霧野はいつもより甲高い声で、だめだめと言いながらよがっている。
「全部、かわいいな」
「ふあ、あ、や、だ!たくとぉ、だめっ、もう」
涙でぐしゃぐしゃになった顔が、もう、可愛くてしかたない。
近くにおいてあったローションを手に取り、手に馴染ませそのままソコに塗りたくる。
くちゅくちゅと音をたて、俺の指は霧野のソコに飲み込まれる。
「あ、あ!」
「いますぐ、入れたい」
もう大丈夫だろう、と俺はベルトを外し、パンツを下ろす。
すでに大きくなっていて、ぴくぴくと脈うっていた。
「こんなに、なっちゃってるんだぜ俺」
それを見せつけ、蕾に押し付け、一気に貫く。
「んっ!あ、あ、たくとぉ、おっきいの、凄いっ」
「は、あ、蘭丸の、なか、熱いっ」
腰を固定させ、勢いをつけてピストンさせる。
霧野は必死に耐えようと俺の腕を掴み喘ぐ。
「あ、う、だめ、だめぇっ」
「気持ちいい…か?」
「ん、いい、いいの、凄いっ、たくとぉ」
「俺も、良いよ、っ」
霧野の可愛らしいモノは反り返り、ぴくぴくと張り詰めている。
なかもなかで、ぎゅうぎゅうと締め付けてきて、俺をイかそうとしている。
もう、俺も限界に近いので、乱暴に突き上げる。
「あ!あ!たくと、いっちゃ、う、あ、あ!」
「一緒に、いこう、なっ」
「ふあ、あ、っ!」
覆いかぶさり、抱き締め、最奥に射精する。
霧野も俺も心臓がどきどきしているのがわかる。
「あ、は、出てるぅ、たくとの、いっぱい」
「ああ、気持ち、良かったよ」
まだ霧野のそこは締め付けてきて、抜くと名残惜しそうにひくひくとさせている。
そこから俺の出した精液が、ゆっくりと垂れ流れ床を汚した。
そして霧野は意識を手放した。

・・・

「あー、明日もしようね」
「ああ、”勉強”をな」
結局霧野は泊まる事になり、明日は一日中勉強会となったのであった。




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