かわいいきみ

「ねぇシン様、今日お家に行っていい?」
いきなり"シン様"だなんて、どういうつもりだろうか。
まあ、そう言われて悪い気はしないとか、思ってしまったりするのだけど。
「駄目だって言っても来るだろ?」
「うん」
毎日のように家に来てるのだから、今更来るも来ないも無いもないだろう。
俺達はさっさと着替え、部室を出た。


部屋に入ってすぐさま霧野を押し倒す。霧野はまだ早い、と言わんばかりに俺の胸を押したが、気にせずワイシャツの中に手を滑り込ませた。
「あ、うぅ、神童、だめ、っ」
ぷくりと立ち上がったふたつの突起を弄ると、むず痒そうに腰を揺らす霧野。
こんな姿を見てやめる奴がいるか、と更に高揚する俺。
「ほんと可愛いよ、今すぐ入れたい、早く、犯したい」
愛撫も満足にせず、自身を取り出し霧野のそこに擦り付ける。
パンツ越しの感覚がやらしくて、何度も行き来させ霧野の反応を楽しむ。
「た、くと、やだぁ、あ、うう」
「これ、どうして欲しい?」
「いれて、俺のここに、ねぇっ、は、やく!」
ああ、その言葉だけでいけそうだ。霧野のパンツをずらして、そこから勢い良く挿入する。
「あ、あ、たくと、たくとぉ」
「きり、の」
汗の匂いと、霧野自身の甘い香り。
霧野の脚が俺の腰に絡まって、深く繋がる体。
「いい、きもち、いいよぉ、たくとっ」
学校ではツンとしてるのに、俺の前だけではこんなに甘ったるい声で俺を誘っている。
ああ、普段とのギャップが堪らない。
「好きだよ、霧野」
「あ、う、おれも、すき、すきぃ」
名前を呼ぶ度にきゅう、っとしまるそこにがつがつと打ち付ける。
奥を突き上げると、気持ちよさそうに霧野は甲高い声でないた。
「あ、あ、たくと、いっちゃ、う、おれ、あぁっ」
「俺も、もう無理」
ぐちゅり、と繋がったそこから漏れるやらしい音。
腰を押さえ付け、奥に射精する。
「あ、んっ!」
「…は、あ」
痕を付けるように首筋に吸い付く。繋がったままのそこはまだ収縮を繰り返している。
頬を染め、瞳を潤ませる霧野が愛しい。
汗ではり付いた前髪を梳かし、額に口付けると霧野は恥ずかしそうに微笑んだ。



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