めろめろ

最近、先輩が甘えっ子過ぎる。
前までは俺が先輩だ、みたいな態度で甘えてくる事なんてなかったのに…。

「うう、てんま、抱っこー」
練習中に転んだ先輩が大声で言った一言だ。
なんで天馬指名なんだと周りの部員から凄い恨みを買われたし散々だった。
まあ結局でれでれしながらお姫様抱っこしてベンチまで連れてってあげたけどね。

で、今は俺の部屋でべったべたに甘えてくる先輩を構ってあげている最中である。
「先輩、どーしてこんなに甘えっ子になっちゃったんですかねぇ」
「だめ?」
俺の膝の上に乗っかってる先輩は可愛らしく首をかしげた。
全然、駄目じゃない。むしろもっと甘えてくれ。
「てんま、ちゅーしてあげる、ね」
「うあ、せんぱい」
俺の頬に手をそえて、ちゅ、と触れるだけの口付け。
なんだよ、もう、可愛すぎるんだよ。
「先輩、かわいい、好き、だ」
「あ、だ、ぁめ」
シャツの隙間に手を滑り込ませ、突起を弄る。
「先輩、せんぱいっ」
俺のものはもう張り詰めていて、早く先輩を犯したくてうずうずしていた。
なんで今日こんなになってんだよ俺。先輩がやらしいから悪いんだ。
素早く自身を取り出して、パンツ越しに押し当てる。
「あ、う、おしりに、あたって、るぅ」
「もう、俺、やばい」
先輩のパンツをずり下ろして、かちかちになった自身をそこに宛がう。
「ひ、あ、あっ」
一気に挿入すると、先輩は体をふるわせ抱きついてきた。
ふわりと香る先輩のいい香り。それを吸い込み、どきどきする俺。
「俺、止まんない、かも」
「あ、あ、てんま、ぁ」
柔らかいお尻をわし掴みにして、自分本位に揺さぶる。
ぱんぱん、と打ち付ける音、先輩の甘ったるい喘ぎ声。俺、おかしくなりそう。
「ふぁ、あ、奥、こんこんって、してっ」
「あぁ、もう、先輩かわいすぎ」
上に乗っかってる先輩をソファーに押し倒し、腰を支え勢い良くピストンする。
「てんま、っ、すごいっ、きもち、いっ」
「先輩のなか、きつ」
揺さぶる度にがくがくとソファーが軋む。俺も先輩もそんな事は気にせずに行為に夢中になった。
覆い被さり、貪る様に唇に吸い付く。先輩の頬はさらに赤く染まり、潤んだ瞳で俺を誘う。
「好きです、先輩」
好き、と囁く度きゅう、っと締まるそこが気持ち良くて堪らなくなる。
「す、きっ、おれも、すきぃ」
「せんぱ、い!俺、もう」
「あ、あ、てんま、おれのなかに、いっぱい、だしてっ」
切羽詰った声、切ない表情。無我夢中で打ち付け、きつきつのそこに射精した。
ああ、気持ちいい。痕を付けるように先輩の首筋に吸い付き、べろりと舐める。
「あ、う…」
「先輩、せん、ぱい」
先輩が腰に脚を絡ませる力を緩めない所為で、最後の一滴まで搾り取られる。
「たくさん、出たねっ」
「う、あ、すいま、せん」
何故か申し訳なくなって謝ると、先輩は起き上がって俺に抱き付いた。
「もっかい、して、ほしいなぁ」
頬を染めておねだりする先輩に骨抜きにされ、2ラウンド突入。




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