思春期男子A

「あ、ふ」
「先輩、先輩」
立ち上がったふたつの突起を弄くると戸惑いながらも小さく喘ぐ先輩。
その先輩の姿に俺はどきどきと胸を高鳴らせた。
ちらり、と俺を見つめ、先輩はゆっくりと口を開く。
「んっ…ほ、ほんとに、天馬のお嫁さんに、してくれるっ?」
当たり前じゃないか。ていうか、むしろ俺でいいんですかって感じだ。
先輩の手を握り締めて、うなずく俺。そして、先輩は瞳を潤ませて微笑んだ。
ああ、俺の先輩ってばなんて可愛いんだろう。
「先輩、好きです、愛してます」
「ふあ、あ」
平らな胸をべろり、と舐める。突起を舌で転がすと体を身震いさせる先輩。
ぎゅう、っと握られた手はそのままに愛撫は下へと移る。
おへその辺りに吸い付くと、先輩はまた身を捩らせる。
その下には、小さいながら勃起したものが主張していた。
まだ幼いそれは、俺のものと比べたらほんとうに小さくて可愛らしい。
「先輩にも、一応ついてたんですね」
「俺、男だもん…」
頬を赤く染めながら睨みつけてくる先輩。全然怖くないし、むしろ誘ってるようにしか見えない。
「っあ、さわっちゃ、や」
「かわいい、先輩、ぴくぴくさせてる」
シーツを握り締めて必死に耐える姿がやらしくて、堪らない。
もう、我慢の限界だ。初めてだからゆっくり、なんてしていられない。


「そ、んなとこ、きたない、ってば」
「先輩は、全部綺麗ですって、だから指、入れますね」
いつか使うだろう、と用意していたローションを指に絡ませ蕾の入り口を突付く。
ぴんく色のそこはきつくて、浅い所でくちゅくちゅと出し入れすることしか出来ない。
「あ、うぅ、だ、めぇ」
「これで慣らさないと、俺のが入んないですから」
「ふえ!?え!」
「だから、俺のを先輩のここに、入れるんです」
「入んないってば!そんなおっきいの!」
先輩は起き上がり、俺のものを指差す。一気に先輩の表情は硬直し、ぷるぷると体を震わせた。
「大丈夫」
「え、あ、まって、天馬、早まるなぁっ」
先輩の肩をポン、と叩きまた押し倒す。ローションで慣らしたそこに自身を宛がい、一気に貫く。
「て、んまぁっ、い、いたいっ」
「…は、っ」
先輩の、処女を、奪った。なかは俺を拒んで押し出そうとしているけど、構わずに押し進める。
「先輩のなか、気持ち良い」
「や、あ、だめ、なんか、へん、だからぁ、だ、め!」
じたばたする脚を押さえ付けて、ゆるく律動を始めた。
揺さぶるたびにローションがぐじゅぐじゅと音を立て、そこから垂れる。
こんなに気持ち良いなんて、想像以上だ。
先輩のきつきつのそこに無我夢中に打ち付ける。先輩の切なそうな表情と喘ぎ声が俺をまた興奮させた。
「せんぱい、痛く、ないですか?」
「んっ、ちょっと、いたいだけ、だからぁ、だい、じょぶ」
涙でぐしゃぐしゃになった顔で、へらへら笑ってる先輩が健気で、愛しい。
さらさらの桃色の髪を撫で、頬に口付ける。先輩の柔らかい頬は涙で少ししょっぱかった。
「先輩、俺の事、好き?」
「すき、すきっ」
先輩のちいさなものを扱き、がつがつ突き上げる。
きゅうきゅうと収縮を繰り返すそこに耐え切れず、速度をはやめた。
「あ、天馬、てんまぁ、や、あ、だめ、へん、に、なるぅ!」
「先輩、俺、も、無理っ」


「あ、あの、先輩、ごめんなさい…」
事後。先輩の腰をさすりながらひたすら謝る俺。
瞼を腫らしながら、先輩はちらりと俺を横目で見た。
「せ、きにん、とって」
「はい?」
「だからっ、責任とって、一生俺と一緒にいてよっ!」
「ぶ、は!」
「なに笑ってんの!俺、ほんきなんだからな!」
先輩を抱きしめると、背中をばしばしと叩かれる。
ああ、かわいいなあ。ほんと、こっちこそ一生離すもんかと心に決めた俺でした。




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