シャワー室

「あ、う、ばれちゃう、って、天馬っ」
「大丈夫ですよ。この音で掻き消されますから」
この音、とはシャワーの音。今俺はサッカー部のシャワー室で先輩を襲っている。
つい出来心で先輩を個室に押し込んで今の状況に至る。
ツインテールをおろした先輩の姿があまりに綺麗だったもんで、つい。
「ふ、あ」
見つめ合いそのまま口付け。濡れた唇を貪る様に吸い付いた。
必死に絡み付いてくる小さな舌が可愛くて仕方ない。

壁に手を付かせて、後ろから先輩を犯す。
同じ男とは思えない艶めかしい身体つきに、どきどきしてしまう。
「先輩、きれい、です」
「どこが、だよぉ」
先輩は振り向き俺に問い掛けたが、またその表情がいやらしくてごくりと喉を鳴らした。
耐え切れなくなった俺は先輩の細い腰を掴み、解したそこに宛がった。
「先輩、あの、俺」
「いいよ、てんまぁ、きて」
先輩の台詞に、どくん、と何かが弾けた。
一気にそこに挿入し、奥へ奥へと腰を押し付ける。
「あ、あ!てん、まぁ!」
「せんぱい、せんぱいっ」
先輩は身を捩じらせ、必死に壁に手を付けた。
脚もがくがくと震えて、立っているのが辛そうだ。
「先輩、ほら、抱っこしてあげます」
「あ、う、やだ、ぁ、」
抱っこした形で繋がると、先輩は恥ずかしそうに目を伏せた。
柔らかいお尻を掴んで揺さぶると、きゅ、っとそこは締まって反応してくれている。
「だ、めぇ、てん、まぁ」
「駄目、じゃないでしょ?」
だってそこは嬉しそうにぎゅうぎゅう締め付けてくるんだから。なんて言ったらただのエロオヤジになるから自重しておく。
腰を押し付ける度に先輩は甘い声を漏らし、悦んだ。
抑え気味だった声も、今じゃいつも通り。てんま、てんまと切なそうに呼ぶ声が愛しい。
「先輩、可愛い…っ」
「あ、ん、てん、ま、もう、おれ、だめぇ」
甘えた声で強請る先輩の姿にまた俺のものは質量を増していく。
それに答えるように先輩のやらしいそこは収縮し、また求める。
「先輩、なかにだし、ます」
「ん、う、出して、はやく、あ、あ、いく、いっちゃ、う!」


その頃、サッカー棟。
「おい、誰か様子見に行けよ…」
「嫌だよ…霧野の声やたらエロくてちょっとこっちまでむらむらするし」
実際情事の声はだだ漏れしており、霧野の妙に艶のある喘ぎ声に興奮するサッカー部員達であった。




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