ごきげん

「てんまの、えっち」
先輩は俺のものを上手に扱き、どうだ、としたり顔。えっちなのは、どっちですか。
実際勃起させてはあはあ言ってる俺もどうかとは思うんだけど。
「はーやーくっ」
ベッドにごろん、と横になり甘えた声で俺を手招き。
「ね、さわって」
「え、えろい先輩」
俺の腕を引っ張り、胸に押し付けてくる。服の上からさすっただけなのに先輩はびくんと反応してる。
「あ、んっ、てんま、もっと」
「かわいい」
シャツに手を滑り込ませ突起を捏ね繰ると、先輩はいやいやと首を振って嬉しそうに喘いだ。
「おっぱいだけで、いっちゃうんじゃないですか?」
「いかない、もんっ」
顔を真っ赤にさせ、抗議。そんな顔で言われたら説得力がないですよ、先輩。
このまま1回イかせたい所だけど、自分が持たないということで。
「先輩、いれていいですか?」
「あ、んっ、だめぇ」
ひくひくしてるピンク色のそこに宛がい聞いてみるが駄目らしい。
ぐい、と膝裏をベッドに押さえつけると、潤んだ瞳で見つめられた。
「先輩のここはいいよ、って言ってるみたいですよ」
「だ、めぇ、おっき、いの、あ、ああっ」
嬉しそうな顔してよがる先輩があまりにもやらしくて、生唾を飲み込んだ。
収縮を繰り返すそこに激しく打ちつけ、先輩のいい所を探す。
ぎゅ、っとシーツを握り締めて快感に耐える先輩が可愛くて仕方ない。
「先輩、かわいいです」
「てんま、んう、そこ、きもち、い!」
奥を目掛けて打ち付けると、身を捩り涙をこぼす先輩。
そこはきゅう、っと締まって射精を促してくる。
「先輩、っ」
「あ、あ、てんまぁっ」
熱くてびくびく収縮するそこに、勢い良く射精した。
びくん、と弓なりにしなる先輩の細い体。
「ん、はぁ、てんま、す、きぃ」
「俺も、すき、ですっ」
キスをせがまれ、深く口付ける。先輩は嬉しそうに微笑んで、こう言った。

「もう1回(はーと)」



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テーマ「人外ファンタジー」
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