ソファーにて

俺の横に座っている先輩の太ももに自然と目がいってしまい、駄目だ、と首を振る。
先輩はというと、全然俺の視線を感じてはいないらしく、TVに夢中になっている。
それを良いことに、俺は先輩のスカートを捲り、太ももを撫でた。
柔らかくて、つやつやの肌を堪能し、ひとり鼻の下を伸ばす俺。
「ちょっと、天馬、ってば」
もそもそと動く手を止めようと必死に抵抗してくるけど、先輩の力じゃ俺に敵う訳が無い。
顔を真っ赤にさせている姿を見たら、ついつい意地悪したくなってしまう。
先輩の細い腰にしがみ付き、膝の上に顔を擦り付ける俺。
「なに、してんの!くすぐった、い、からぁ」
「あー先輩の太もも柔らかいっ!」
何度も感触を確かめるように頬擦りしていると、ある変化に気付く。
先輩の下着が、ぱつぱつだ。つまり、勃起しているっていう事。
いける。この勢いで流れに持って行ける。
最近ご無沙汰な所為もあってか、俺はすぐさまソファーに先輩を押し倒した。
「て、んま?」
「あの、先輩、抱いてもいいですか」
至近距離で問い掛けると先輩はまた頬を染め、こくりと頷いた。


「あ、んっ」
ぎしぎし、とソファーが軋む。だらしなく脚を広げ、先輩は恍惚の表情。
潤んだ瞳で俺を見つめては、甘い声を漏らす。
久しぶりのセックスに、俺はより一層興奮して、貪るように先輩のなかを犯していく。
めりめりと小さいそこを拡げては、奥へと進む。
「あ、あ、てんま、の、おっきい」
「せ、んぱい」
繋がったそこは、次第に湿り気を帯び、滑りが良くなってきた。
激しく揺さぶるとぐちゅぐちゅと卑猥な音が漏れる。
「気持ち良い、です、先輩の、ここ、最高です」
「んう!あ、あ、変に、なっちゃ、う」
腰をがっちりと固定し、奥に打ち付けると、ぼろぼろと涙を溢す先輩。
俺の腕を掴んでは、もっと、とせがむので、先輩の良い所を目掛けて何度も刺激した。
きゅう、と締め付けが強くなる所為で俺も限界に近づいていく。
「てんま、てんまぁ、もう、だめ、ぇ」
「俺、も!」
「あ、う、いく、いっちゃ、う!」
「せんぱ、い!」
溜まっていた精液を全て先輩のなかに吐き出す。小さなそこでは収まりきらない精液が、溢れ返ってくるのがわかる。
先輩は俺にしがみ付いて、小さく好き、と呟いた。




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