すき、きらい。

「剣城、俺のこと、好き?」
「す、きじゃない、っ」
体を繋げながらきいてみたら、予想通りの返答。
ぷい、と視線を逸らせる剣城が可愛くて仕方ない。
「俺は、剣城のこと、好きだよ」
「あ、んっ、言、うなあ!」
きゅう、と締まるそこに何度も打ち付けると、びくりと剣城の体は跳ねた。
繋がったそこからはいやらしい音が絶える事無く漏れてきて、また俺を興奮させる。
剣城は俺の腕を掴んでは、切ない瞳で俺を見つめた。突き上げるたびに甘い声を漏らして、涙で頬を濡らす。
「あ、あ、好き、すき、てんまぁ」
結局、最後は好きって言ってくれる。それが嬉しくて、動きは止めることなく、揺さぶりながら何度も剣城に口付ける。
「ふあ、あ、てんま」
「つる、ぎ」
あまりの締め付けに、俺は抑えきれなくなって、乱暴に突き上げた。
「ひ、う!てんま、お、まえっ」
「だって、剣城に好きって言われたら、俺、もう」
「て、んまっ、あ、んっ」
腰を押さえつけ、最奥に打ち付ける。ぱん、ぱん、と部屋中に響く音。
枕から頭がずり落ちて、シーツはぐしゃぐしゃ。剣城は顔を真っ赤にして、俺の名前を呼んだ。



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