毒舌失踪説




(drrr) 帝人+杏里






「みっかどー!あんりぃー!
悪いな!いやぁー、可愛い子ちゃんたちが俺を離してくれなくてさぁ!」


「…はぁ、√3点
誰も正臣なんか相手しないよ」


「き、紀田君…(頭)大丈夫ですか?
新羅さんのところ行きますか?」


「うっ…強烈!!
俺のガラスのハートがブレイクンした!ブレイクンハートだ!ボロボロだ、言葉の暴力は実際の暴力より傷つくんだぜ…!
ハートにグサッグサッ刺さりすぎて、虎馬だよ…、分かったか?トラウマと虎と馬をかけたんだぜ!俺のセンスってすばらっすぃ!」


「√3点
馬鹿じゃないの?いざいよ、正臣」


「寒い、ですね…(頭が)可哀相です」


「…もう堪えられない、失踪しよう…っ!トラウマを克服し俺の心が静雄の身体みたいに頑丈で丈夫になった頃に戻ってくるぜ…っ!またな、アデュー!」


「ま、正臣…!」「紀田くん…!」


「正臣が失踪するなんて、」


「…これもすべて、」


「「あの人/臨也さんが原因だ/です…!!」」








※いざい…某情報屋さん並にうざい、の略
うざい、より大打撃だね!言われたらショック死しちゃうよ☆by闇医者


…あっ!よかったじゃないか!臨也、静雄殺せるよ?

…うん、それさぁ、すっごく複雑なんだけど?っていうか、すでに俺が死にそうなんだけど?ねぇ、聞いてる?聞いてる?聞いてる?
ていうか、見れば分かるでしょ?

うん!とても素敵な事になってるね!
それって、日本刀で切られた切り傷とボールペンで刺された刺し傷でしょ?最近の高校生はすごいね!

…俺達の時もそうでしょ、彼等も俺達には言われたくないだろうねっていうか、全然素敵じゃないし
何コレ、理不尽じゃない?何で俺がこんな目に合わなきゃいけないわけ?
むかつくなぁ、むかつくなぁ、むかつくなぁ!

えーだって、自業自得だろ?
死んでないだけましなんじゃない?…まぁ静雄と同様に殺しても死ななそうだけどねー

何それ、シズちゃんと一緒にしないでよ気色悪い
何を勘違いしてるのか知らないけど、今回の件は俺の責任じゃないし
俺の責任だったら甘んじて受けるさ、まぁかわすけどね?
そりゃあ、俺は暗躍してたけどさぁ、あの子がいなくなったのは彼等の毒舌に堪えられなくなってだよ?
なのに酷いよねぇ?はぁ、むかつく、むかつく、むかつく!

かわすってかわせてないじゃないか!爆笑ものだね!
あっ、そうなんだ?へぇ、あの子意外に繊細なんだねー
というより、彼等が余程にすごいのかな?
まぁこれを気に少しは大人しくしていたらどうかな?その方が平和だしね、まぁ僕はセルティと幸せに過ごせさえすれば何だっていいのだけどね!あぁ!何てセルティは素晴らしいんだろう!私は世界一、いや!宇宙一の幸せ者だ!

うるさいなぁ、死にたいの?
彼等がすごいんだよ、俺でさえ帝人くんと話してると泣きたくなる…
それが2倍だろ?そりゃあ、失踪したくもなるよね、本当に!
大人しく?するわけないじゃないか!
…まぁでもしばらくは彼等に関わらないようにするよ
じゃあもう帰るよ、治療代は振り込んでおくから…って聞いてないね
相変わらずの変態っぷりだねぇ?
…にしても、はぁ…あの子には早く帰ってきてほしいものだね、俺の(平穏の)ためにも






「園原さん、ごめん…!臨也さん取り逃がしちゃった…」


「そんな!竜ヶ峰君のせいじゃないです…!私こそ、殺り損ねてしまってすみません!」


「そんなっ!園原さんのせいじゃないよ…!」


「でも、せっかく切れたのに…あの人に"母さん"と言われるかと思うと虫酸が走ってしまって…すみません」


「ううん!それは仕方がないよ、園原さん!自分を責めないでっ」


「竜ヶ峰君…!」


「園原さん、二人で正臣が戻ってくるまでがんばろう!ね!」


「…っはい!」


「その為にもまず…」


「「折原臨也をぶっ殺すっ!!」」









\(^q^)/









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