進撃花帰葬パロ
2015/12/22 03:19

ついに発見された、巨人を全て殺しつくす方法 

それに人類は歓喜した 
両手をあげ涙を流し心から喜んだ 

それに彼は静かに微笑み、喜んだ 
涙を隠して喜んだ 
ほんの少しの恐怖と悔しさと 
大きな心残りと悲しさを心に受け入れた 

それに彼らは激怒した 
叫び抗議し、激怒した 
涙を忘れ絶望し、その方法を拒絶した 
それでも諦めず、抗うことを決意した 


最後に人類はただただ喜んだ 

最期に彼は微笑んだ 

最後に彼らは涙をし悲しんだ 
そして世界を嘆き、人類を心底恨んだ 



それでも世界は美しい、そういえるのか





☆世界設定 

神様と呼ばれた創世主が作った世界(箱庭)とされ 
争いを嫌った神様がとあるシステムを世界に作ったとされている。 
そのシステムとはある一定の数、人が人を 
殺しすぎると作動するようになっている。 
人と人が争い、殺しあうことを嫌った神様の優しい理想といわれるも 
その実はひどく残酷なシステムとなっている。 
システムが作動すると人類を喰らう巨人が大量に出現する。 
システムが作動した時点で神は世界に見切りをつけているも 
一応そのシステムを停止する方法も用意されている。 
その方法というのが特異の巨人を殺すということ。 
停止システムが作動すると全ての巨人が消滅する。 
殺すことにも条件があり、その条件を達成していないと停止システムは作動しない。 
システムが例え停止してもシステム自体は存在し 
システムがリセットされるだけで、また人類が争いをはじめ人が人を殺しすぎてしまえばシステムは再始動する。無限ループ。 


☆停止システム 

停止システムの起動スイッチとなる特異の巨人というのが 
巨人として生まれず人類として生きてきた人間がある日覚醒し 
巨人にもなれるようになった人間のこと。 
人間なので人を喰らわない、また他の巨人と違い人類を喰らいつくすという目的を持たない。 
覚醒をする条件ははっきりしないが死にそうになる、誰かを強く守りたいと思う、 
力がほしいと強く願うなど強い意思が関係している模様。 
その覚醒していることも停止システム作動の条件の一つ。 
もう一つの条件というのが殺す人物。 
ある条件がそろうと停止システムのスイッチを押す資格が人物に発生し 
その資格が発生した者が殺さないと停止システムが発動しない。 
停止システムのスイッチとなる者を資格を持たないものが殺すことも 
事故や病気などで死ぬことも自殺することもできるが 
それでは停止システムは発動しない。 
スイッチとなる者がシステムを発動せずに死亡すると 
新たにスイッチになる者が誕生する。 
資格を得る条件というのがスイッチとなる人物を愛していることと 
スイッチとなる者に愛されているということ。 
その条件に当てはまる者の中でランダムに決定するが 
互いの想いの強さが影響しているのではないか、といわれている。 
なので資格を持つものは家族や友人、仲間、恋人がなることが多い。 

人類からすれば人とはいえ巨人になることができる 
恐怖の対象が死ねば世界は救われ 

スイッチとなる者からすれば 
愛しい者に殺されると世界は救われ 

資格を持った者からすれば 
愛しい者を殺すと世界は救われ 

資格は持たずとも持つ可能性のあった者たちからすれば 
愛しい者が死ぬと世界は救われる。 


世界はとても残酷で。 

それでも世界は美しい 

そういえることは果たしてできるのか。 







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