散文
2017/12/09 03:04

それどころじゃないのに。
どうしてか僕の首を絞める君の指先が冷たいことが気になった。
こんな状況でそんなことが気になるなんて自分でもおかしくて、つい笑ってしまう。
きっと不格好な表情だろうけれど。
重い手をどうにか伸ばしてその手に触れた。


どうか君の手を温めてくれる誰かが現れますように。



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