fate花帰葬パロ言切
2015/06/10 01:10

☆箱庭システム
人の命が失われ過ぎたとき、この世に生まれる「玄冬」を媒介にして、雪に埋もれ潰える。
人が人を殺しすぎると雪が世界を覆い、世界は滅ぶようにできている。
その滅びを止める唯一の方法が媒体である玄冬を殺すこと。
玄冬を殺せば雪は止まり、世界は存続する。
といってもカウントがゼロになるだけで、また人が人を殺しすぎると次なる玄冬を媒体に世界が滅ぶ。
つまりは繰り返し。無限ループ。


☆玄冬
世界を滅ぼす「媒体」滅びゆく世界を唯一死によって救うことができる。
ただ治癒能力が半端ないので殺せない。自殺もできない。
唯一玄冬を殺すことができるのが救世主。救世主によってできた傷は治癒することができない。よって救世主以外にはそれが自分自身であっても殺すことができない。
玄冬の魂は使い回しなので、次の玄冬も同じ魂の人物。


☆救世主
唯一玄冬を殺すことができる存在。
また唯一の例外で人殺しがカウントされない。
よって救世主がいくら人を殺しても滅びに近づくことはない。
救世主は身体能力半端なく、チート。救世主に以上に強い者は存在しないってぐらい強い。救世主は玄冬と違って殺すことができるけど、強すぎて普通に考えて殺すことができない。きっと一人で軍勢余裕で倒せるくらい強い。救世主に勝てる者は存在しないよ。だって救世主だもん!
玄冬と同じく、魂は使い回しなので、次の救世主も同じ魂の人物。


☆黒の鳥
玄冬をサポートする者。
玄冬を守り、援護し、世界を終焉へと誘う。そういう役回り。


☆白の鳥
救世主をサポートする者。
救世主を守り、援護し、世界を救済へと導く。そういう役回り。
雪を止ませ冬に終わりを告げるため、春告げの鳥とも呼ばれる。




玄冬:切嗣
2代目玄冬。幼いころより、黒の鳥である綺礼に引き取られ、国のはずれの森でひっそりと暮らす。
下手すると3食とも激辛麻婆豆腐しか出てこないので、危機感を覚え家事は切嗣担当。
不器用ながら愛情を注いでくれる綺礼に絆されている。
自分が玄冬であることを受け入れている。自分一人の命で世界が助かるのなら迷う必要もない、と死を覚悟している。
でも綺礼の気持ちも知っているため複雑。僕もできれば君と生きていきたいよ…
でも世界を滅ぼすという選択肢が彼の中には無いため、あえて綺礼の気持ちに気づかないふりをしている。また、残していくことが分かりきっているため、自分の気持ちを伝えられずにいる。僕も君が好きだよ。
セイバーとはセイバーが城を抜け出してきた時に何度か合っている。
切嗣はセイバーが救世主だと一目でわかった。セイバーは切嗣が綺礼からお守りとしてもらったロザリオのおかげで玄冬だと気づくことはなかった。
セイバーが救世主だと気づいていたが、救世主としてではなく、ただの少女のセイバーとしてであったことや
まだ第二次世界対戦勃発前であったため、どこか人が人を殺しすぎることがなく世界が滅びへと向かわないことを期待していたところもあり
元来、面倒見がよく世話焼きでお人好しなところがあったため
セイバーを妹のように可愛がる。
だが、第二次世界対戦勃発後、自分が玄冬なことや玄冬としての立場を理解し改めて自覚したため世界のために死ぬ覚悟を決める。そのため、セイバーが自分を殺すことにためらわないように、また殺したあとに後悔しないよう、酷い態度でセイバーに接するようになった。切嗣なりの不器用な優しさである。
死ぬ覚悟はできているし、世界のために自分を切り捨てる決意もできてはいるが
どうしても綺礼のことが気がかりてその決意を揺るぎないものにすることができない。
また、綺礼が前の玄冬である切嗣(交わした約束については知らない)に縛られていることや、
その自分に興味をもったことで箱庭に今もいることに気づいている。
そのため綺礼は自分を通して前の玄冬を見ているのではないかと思ってる。なので余計に自分の気持ちを伝えられない。君の愛情は本当は僕を通して彼に注がれてるんじゃないのかい…?
実際に綺礼を変えたのは今の切嗣で綺礼が執着し愛情を注いでるのも今の切嗣なのだが、気づいていない。


黒鷹:綺礼
初代玄冬の時は初めはやる気もなく適当だった。だって人間も箱庭もどうだっていい。興味ない。だが、初代玄冬である切嗣に触れ、興味を持つ。また、約束をしたことにより、世界を壊そうとした創世主であるギルガメッシュに箱庭の存続を願った。そして、その箱庭に残ることを決意する。
2代目玄冬である切嗣を今度は生まれたばかりの幼いころに引き取り育てる。
切嗣にその身を護るお守りとしてロザリオを渡す。そのおかげで救世主と対峙しても玄冬だと気づかれることがなく、また白の鳥である時臣などに居場所を特定させない効力をもつ。初めは興味の対象でしかなかったが、一緒に生活を共にしていくにつれ切嗣に対する愛情が芽生える。
お前を犠牲にして成り立つ世界など、滅べばいいのだ。私はお前を失いたくない。
だけど、初代玄冬である切嗣との約束がある。私はどうしたら…!!
と以外に悶々している綺礼ちゃん。
切嗣を愛して愛して愛してやまない。
ギルガメッシュは主でありながらも悪友なような存在。対等に近い。
白の鳥である時臣にはあんな我が儘我様のどこがいいんだ、と思ってる。特に思うことはない。だが、切嗣を殺すことは許さぬ…!
セイバーに対しても右に同じ。また、切嗣と一時期ではあったとしても仲良くしていたのが気にくわない。


救世主:セイバー
2代目救世主。幼いころより城に引き取られ、白の鳥である時臣に育てられる。立派な救世主になるようにと厳しく教育される。
厳しくされるのは別に構わないが、そこに時臣の愛情はあるのか分からなくなり窮屈に感じはじめる。
初めは幼いころより一緒にいた雁夜を兄のように慕い、心の支えにしていたが
成長するにつれ(厳しすぎる教育の結果)私は救世主なんだから誰にも甘えちゃいけない、と思うようになり誰にも甘えられなくなる。
そんな状況に耐えられなくなり、城を抜け出す。つかの間でも救世主でもなんでもない、ただの私として過ごしたい。
そんなときに出会ったお兄ちゃん、切嗣になつく。その時セイバーは玄冬に気づかず。そして第二次世界対戦勃発。また世界は滅びへと進んでいく。
あんなに優しくしてくれたお兄ちゃんが玄冬と知り絶望。戸惑いを隠せない。切嗣を殺す以外にも道はないのか?!
また、あんなに優しかった切嗣が玄冬と救世主という立場になってから残酷までに冷たい。冷酷。ずっと無視する…
と二重に絶望。切嗣を殺したくない、でも時臣たちは殺せっていう…もうどうすればいいのか分からない…
結構、ボロボロ


白梟:時臣
白の鳥。第一次世界対戦後、零国に預言者として身をおく。
生まれたばかりの幼いセイバーを引き取り、立派な救世主となるように教育していく。
第二次世界対戦により、滅びに近づいている世界を
玄冬を殺して救いなさい、とセイバーに切嗣を殺すことを強いている。主であるギルガメッシュが箱庭を去ったことに絶望し、いつか戻ってきてくれる日を夢見て世界の存続をはかる。
世界や人のため、というよりも主、そして自分のために世界の存続を望む。そのため手段を選ばない節がある。
それでも時臣なりにセイバーをちゃんと愛している。
黒の鳥である綺礼のことは好きだし認めているが、ギルガメッシュと綺礼の間にあるけして立ち入ることのできない関係に内心複雑。
認めたくないが嫉妬でどろどろになってしまいそう。


隊長:雁夜
零国の隊長。初代救世主の子孫に当たる。が、王族ではない。
救世主であるセイバーとはセイバーが幼いころよりの付き合いであるため、妹のように可愛がっている。
昔はなついてくれていたのに、いつしかよそよそしくなったセイバーに人知れず涙した。今も悲しい…そのため、その原因となった時臣が気にくわない。嫌い。全部時臣のせい!
ただいま第二次世界対戦真っ只中で、また人が人を殺しすぎて雪が世界を覆っていってる様をみて
思い込みが激しいため、また玄冬は世界を滅ぼすと教え込まれていたために「玄冬を殺さなければ!」ってなる。
でも(殺せないのに)殺そうとして切嗣と関わるうちに、いろいろと疑問を持ち始める。


研究者:ギルガメッシュ
人が人を傷つけない世界が見てみたい、という思いつきで箱庭を創った。
そこには人が人を殺すことのない世界を、という願いがこめられているとかいないとか。
そもそも玄冬が誕生した時点で失敗作だった、と早々に切り捨てた。でもとりあえず結末を、と見てみるも結局陳腐な結末でつまらん!となり箱庭自体に愉悦を見いだせず箱庭から去ることに。
本当はその時にせめてもの創った責任として箱庭を壊そうと考えていたが、黒の鳥である綺礼と綺礼が興味をもった玄冬である切嗣をおもしろいと思ったため壊すことなく去った。



初代玄冬:切嗣
初代の玄冬。第一次世界対戦の際、連合軍と戦争をしていた部族の長。初めは自分が玄冬だということを認めず、またふざけた態度(本人にその自覚なし)で玄冬だの救世主だの黒の鳥だの世界は滅びに向かってるだのほざく綺礼を疎ましく思っていた。が、世界の有り様や滅びゆく姿を嘆き玄冬ということを受け入れ決意する。
彼の天秤が彼に傾くことはけしてなく、また世界以外に傾くこともない。
レジスタンスと同盟を組み、連合を倒したあと
まるで己がすべての元凶、黒幕であるかのように振る舞い
魔王となり救世主に殺されることで世界を救済する道を選ぶ。
その際、黒の鳥である綺礼と約束を交わす。「僕が死んでもこの世界を見捨てないでほしい」
結果、綺礼は切嗣に興味をもちこの箱庭は壊されることなく存続することとなった。


初代救世主:セイバー
初代の救世主。第一次世界対戦の際、連合軍と戦争をしていたレジスタンスのリーダーにて救世主。
白の鳥である時臣の話を聞いても、今は目先の戦から目を背けることはできない!と連合軍との戦いに集中。部族の長である切嗣の働きかけで、部族と同盟を組み、連合を倒す。
部族の長との対峙の時に玄冬とは気づくが、まずは連合軍をと連合軍を倒す。
その後もこの戦争の終結に大いに貢献した素晴らしい人物だ!と一緒に世界を立て直していこう!と考えるが
魔王となった切嗣に「何故だ!騙したのか!貴様アァァァ!」となり、まんまと切嗣の策にはまり切嗣を殺す。
その後、世界を救った英雄として一国の王となり統治する。のちの零国。
戦争終結後、国は七つに分けられた。中心となった人物たちがそれぞれ王となった。
生涯、切嗣の思惑に気づくことはなかった。



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