「うひゃっ、」
ぬるくて薄めなジーノの舌にうなじをべろりと舐めあげられ、達海は肩をすくめて後ろを振り返った。
「気持ち悪っ」
反射的とも言えるその言葉にジーノの眉が不満そうに動く。
「なにその反応、楽しくないなあ」
「マジないわー。吉田ありえないわー」
「よし全身舐めまわしてあげよう」
がっちりと両手首をつかまれて、達海の顔色が変わった。
「えっ、うそ、いやんエッチ」
「その台詞、タッツミーじゃなかったらどん引きするよね」
「なんかいま俺褒められてる?」
「褒めてはいないけど、舐めまわすのは止めて、全身噛みついてあげることにした」
「どういうこと」










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