企画 | ナノ
Sweet Trick!


「監督、お菓子ください!」


ETUにある自室で寝ぼけている監督に一発。


「菓子ねーからイタズラな」


と思ったら、失敗しました。
腕を掴まれてベッドの中に引き込まれる。


「違…っ、イタズラは私がするんですって!」


もがいてみるものの、両手を押さえられているので大した反撃にならない。


「悠莉」


急に名前を呼ばれてドキッとする。
わずかな反撃も完全に止まってしまった。


「ココ、俺の部屋」

「はい?」

「そんで今、俺のベッドの上だろ?」

「そ、そうですけど…」


訳が分からない。
寝起きだから変なこと言ってるんだろうか。
不審な目を向けると、いつもの不適な笑みで返された。


「俺の国では俺のルールに従わないと」


何のルールだ、と言うツッコミは監督の唇で塞がれる。


「最高のハロウィンにしてやるからなー」

「お、お菓子くれればそれで…、っ!」

「もっと甘いものやるよ」


ある意味で、例年に無いハロウィンになりました。



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