冬獅郎のせいで心臓バクバク。

もう一年も付き合ってても
私はあいかわらず冬獅郎のかっこよさにはなれません。///




最初はまだ太陽がギリギリあったとこからはじめたのに
いつのまにか夜になっていた。

時間がたつのがはやいのは、楽しい証拠。




「もぅ花火ないじゃんっ」

雛森がそういうと


「じゃあお楽しみの線香花火だな」

なんでか楽しそうな檜佐木。




「はいはいみんな持ってぇ」

さっそくくばりだす。



「同時に火つけるからっ
一番はやく落ちた奴は罰ゲームやってもらいましょう。」



「そういうことか…。」


「えぇ〜」


「っで罰ゲームってなんだ?」

阿散井がきくとまってましたと檜佐木が答える。

「それは一番最後にのこった人が決めるっつーことで(ニャ」




「くだらねぇ…。」
さすが日番谷君。



だけど日番谷君、

一番はやく落としそうな人…



咲夏ちゃんじゃないですか?






「わぁじゃあ一番は嫌だなぁ〜」

咲夏を二回チラ見。





「はぁ…」


日番谷はため息をついて
しかたない、俺が最後までのこるしかない
っと心の中で呟く。





「じゃっ火つけまぁ〜す!」




同時につけるといっても
そんなピッタリ一緒に火がついてくれるわけじゃない。

ここは火をつくのを遅らせて…


とか考えていた日番谷だったが

「あっついたぁ!はじまったよ〜」

真っ先に花火に火がついてよこんでいる咲夏。



馬鹿だ…。


そして吉良、檜佐木、阿散井、雛森、俺の順で花火がはじまる。



線香花火をやるには風がなくて最高だ。



バチバチ



「綺麗だね。」


「あぁ。」



バチバチ


ちょっといい感じのムードになったと思ったのに




「あぁ!!」



そこで声をあげたのは、やはり咲夏。



「落ちちゃったぁ、わぁ〜ん一番だぁ(泣」




ちっ…

軽く舌打ちして日番谷はまじで線香花火に真剣。




こうなったら俺が一番に!







「あぁ!クソっ」


次に落ちたのは阿散井。
まぁ線香花火苦手そうだもんね。



そしてお次は…

「あっ…。」


意外と得意そうだった吉良。





そして残るは檜佐木、雛森、日番谷。



もしかりに俺がダメでも
雛森が檜佐木に勝てばまだいいほうだ…


もし檜佐木がのこったりしたら、咲夏が危ねー。




落ちろぉ〜

檜佐木ぃ

落ちろぉぉぉ!!



っと念をおくっていると!


ボトッ


「わあぁ!」



檜佐木の花火がおわった。



よっし!とか内心思ってる日番谷。


「冬獅郎すごぉ〜いっ頑張れ!」


只今 雛森VS日番谷。




よし、このままきたら!


とか考えていると…




シュウ…


日番谷の花火が落ちずに終わった。


「終わった!?」


「わぁ最後までいくなんてすげーな。」





なっなっ…なんでだ!?

俺のほうが後に火がついたはず

何で先につけた雛森がまだ続いてるんだ!?


あいつ何かしたのか!?



「あっ私も終わっちゃった。」

雛森の花火も終わりをむかえた。




だが全く負けず嫌いな日番谷は納得がいかないようだ。


だが後から火をつくようと企んでいたことがバレるのは…と思い、黙っていることにした。