「これ去年のだからしけっちゃってるかも。」


「おい火まだかよ!」


咲夏が過去を語っている間になんかいろいろはじまっていました。



「って何勝手にやってんだよ(怒」

日番谷は眉間にシワをつくり、阿散井たちのもとへいく。







一人とりのこされた咲夏はその場に立っていると
吉良が後ろからきて声をかけた。


「日番谷君、最高の記念日にしてやりたいって‥
だから無理を承知で絶対花火集めてくれって3日前くらいに頼みにきたんだ。」



「冬獅郎が…」




「愛されてるんだね。」


からかいとかお世辞とか
そんなんじゃなくて
吉良君が本当にそう思ったんだなって感じた。



私はうれしくて


「えへへ///」


照れ笑いしかできなかった。




「ほら、せっかくみんなが集めたんだからやろうよ。」


「うん、ありがと。」




気づいた?


この時、私

涙を必死でこらえてた。




うれしかったの。



こんなに素敵な記念日にしてくれるなんて。



「はいはいっ咲夏ちゃんもこれもって」


「あっありがとう。」

桃ちゃんに花火を渡され、私も火をもらいに移動。



「冬獅郎、火。」


「あぁ。」



私は冬獅郎の前にしゃがんで

冬獅郎が火をつけてるのを待った。




「…つかねぇ……。」




じー って見過ぎだよね、私。




「冬獅郎、ありがとね。」



「おぉ(さっきも聞いた。」



「ありがとう。」



「おぉ。」



だって何回も言いたくなるんだもん。





「「ついたっ」」




「はもんなよ。」

「息ピッタリ!(笑」



徐々に火がついて
火薬が奇麗な紫色の火をだした。




「わぁいっ」


「おっ火もらいっ」


私の花火の火から
修兵が火を貰っていく。



「あっついたついた!」


「俺にもください」




次々といろんな場所で花火が咲いていく。



いろんな色が奇麗で

みんなの笑顔があって


冬獅郎が隣にいてくれる。




私はなにげなく
隣にいる冬獅郎の肩に頭をおいた。








「なかいいよね。」

吉良が雛森に話かける。

「あんな日番谷君、他じゃみれないよね。」


和やかに二人を見守る会。