学校にちかづくと咲夏から手をはなした。



少し、寂しい気もした。


見せ付けてやればいいのに。






「おッ、今日もラブラブだな。」


「わっ修兵先輩!おはようございます。」


今でてきたウザイのは
一つ上の先輩、檜佐木修兵。

咲夏と名前で呼び合うムカツク奴だ。



「なんだよ日番谷、ご機嫌ななめか?」


「お前がきたからだ(怒」



「先輩にむかってなんだその態度。」



こいつは何かと俺や咲夏に構ってくる。
ロリコンか?…気持ちわりぃ




「随分な言われようですね(笑
おはようございます。」


「っ!おはよう吉良君。」


なんだよ、騒がしいな。



吉良は同じクラスで
咲夏とも檜佐木とも仲がいい。



「よぉ吉良!可愛くねぇよなこいつ。」





こんな話をしながら教室へと向かった。

いつもどうりの朝すぎて
俺は咲夏の顔をまじまじと見た。





「ん?」


俺の視線に気付いたのか首をかしげる咲夏。




「なんでもねー。」

こいつやっぱ馬鹿だな…。





まぁおかげで
こっちもやりやすいけど。








ウザイ朝のホームルームからはじまり
咲夏がお腹空いたっと騒ぐ三・四時間目もすぎ
おまちかねの昼休み。



お弁当をもって
教室の1番後ろの隅にある
俺の席に咲夏はお弁当を持って小走りでかけてきた。


「ころぶぞっ」


昼休みなんていくらでもあんだからんなあせんなくても…



「大丈夫だよぉ」




まぁさすがに教室じゃ転ばねーか。



こいつはいつもどっかに出かけるたびにコケる。

見ててハラハラするぜ。




咲夏は勝手に俺の前の席から椅子をとりだして
俺と向かいあうように座った。



「お昼だぁい♪」


幸せそうにお弁当のつつみをひらく咲夏。



いつものことだけど

可愛い…。




とか思う俺は変態か!?!?






「わぁ今日のお弁当微妙。」
とかいいながらさっそく頬張る咲夏。


「冬獅郎きょうは買い弁?」


「あぁ。」


そういってコンビニの袋から買ったものをだすと


「あぁ!これ前から食べたかったのっ後で一口ちょうだい」



「後でって
今まだ手つけてないのやるよ。」


「いやいや、冬獅郎が買ったんだもん、冬獅郎より先に食べるなんてだめだもん。」



こういうこと
馬鹿な咲夏でも考えんだな…。




「そっか、そんなに俺と間接キスがしたかったのか。」


「ばっ!!ちがうよっ///」





本当こいつ
からかうと可愛いよな。