C赤葦京治×ケンカップル同い年彼女
【2人で箱の中身を当ててください】
『どっちが箱に手入れる？』
「公平にジャンケンだろ」
『あんた彼女が可愛くないのか？』
「可愛いから付き合ってるけど何か問題あんの」
『キュンときた。じゃなくて！箱の中身！やばいやつだったらどうするんですか！』
「やばいやつって具体的に何」
『タランチュラとか』
「入ってるわけないだろ」
『カミツキガメとか』
「こんなちっさい箱に入るか」
『京治が大切に隠しているAVとか』
「なっ…………いや、俺AV持ってないし」
『ストリーミング派だよね知ってる』
「適当なこと言うな。俺付き合ってからはお前でしか抜いてません」
『そんなの聞いてませんーーーーはーーー？？？』
「何喜んでんの」
『引いてるんだよ！』
【箱の中身を……】
『ほらあ！怒られた！』
「ほぼお前が悪いと思うけど」
『なんでよ！すぐ私が悪いって言う！京治って本当は私のこと嫌いなんでしょ』
「は？」
『は？』
【箱の中身は……】
「今それどころじゃない」
『中身分かんないだけでしょ』
「違う分かる。中身はマグカップ。多分俺の部屋にあるやつ。昨日突然部屋から消えた」
『あ、ごめんそれ私が昨日割った』
「は？！あれ気に入ってたんだけど？！突然無くなったから絶対あそこに入ってると思ったんだけど？！」
『ごめんって。だから新しいやつ買ったからあの箱に入ってるのは多分新しい京治のマグカップ』
「待ってまだ俺が俺のマグカップって認めてないからそれは俺のマグカップではない」
『ごちゃごちゃうっさいなあ。私が買ったものじゃ不満？』
「勝手に割っておいてその態度。だめだお前ちょっと話し合おう」
『望むところだ。どこ行くの』
「ホテル。ベッドでゆっくり聞かせてもらう」
『それ話し合う気ないね？！ちょ、離せ！ばか京治！こら！』
「なに、俺が嫌い？」
『うるさい！好き！』
「じゃあ大人しくして」
『うわああああん』
【……正解！】
〜おわり〜