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B北信介×同い年彼女

【2人で箱の中身を当ててください】

「こんなんやってなんになるん」
『信介それ言っちゃだめなやつ!』
「こんなんやらんと早よ帰って飯にせな」
『だめだめ!これ当てたらホテルビュッフェ貰えるんだって!』
「お前それ欲しいんか」
『ほ、欲しい、です』
「せやったらやってみよか」
『やったー!ありがとう信介!』
「ええよ。早よ手ぇ入れてみ」
『私が入れるの?!』
「嫌なん?」
『嫌というか、ちょっと怖いというか、』
「こない企画で命脅かすようなもん箱に入っとらんやろ」
『た、確かに…』
「お前手先器用やから俺より当てられるんちゃう」
『そうかな?よし、とりあえずやってみるね』
「おん」
すぽっ
『…………んん?ひゃっ』
「なんや。どないしてん」
『ちょっとチクッときた』
「は?」
『指先に何かがチクッて』
「……手ぇ抜き」
『え、なに…何怒ってんの…』
「これ考えたん誰や。出てきぃ」
『ひっ』
「早よ」

【…………はい】

「こないなんも見えん箱に危ないもん入れたらあかんやろ。お遊びちゃうんか」

【…………はい】

『ちょ、信介、やめなよ』
「あかん。お前になんかあったらどないすんねん」
『し、信介……きゅん』
「中身なんやねん。見せてみ。中身によってはただや済まされんで」
『こんな怒った信介初めて見るんだが…?!』

【…………こちらです】イガグリ(模型)

「毬栗舐めたらあかんで。棘が刺さったら怪我と同じや」
『信介、あの、私大丈夫だから、』
「俺の彼女に傷できたらどう責任取るつもりなん」
『信介!恥ずかしい!お願い静まって!』

【……ホテルビュッフェを……進呈しますので……】

「ほお」
『えっ嘘でしょ』
「どない?これで気い済む?俺はまだ言い足りんのやけど」
『いいっほんともういい!…ありがとう信介』
「当たり前のこと言うただけやん。まあ、お前がええならええよ。飯いこか」
『はい!』


【……正論パンチ、コワイ】


〜おわり〜




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