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E星海光来×天然な同い年彼女

【星海、シーズンオフ18日目の夜】

ピンポーン

『はいはい〜!』
「よう。来たぞ」
『光来くんいらっしゃい〜!』
「わり、ちょい遅くなった」
『待ってた〜!』
「なんだよそんなに俺が好きなのかよ。つかテンション高いな」
『そうだね好き!10日前から待ってた!』
「は?」
『早く上がって中入って!』
「なんだよどうした」
『早く早く!』

・・・・・

「部屋暗くね?!」
『リビングの蛍光灯切れちゃった』
「10日前から?!」
『そう』
「よくこんな暗い中で生活してたなお前……地底人かよ」
『えへへ』
「ん?褒めてねえよ?」
『ステップ使っても蛍光灯に届かないの』
「ほー」
『だから光来くん待ってた』
「なんで?」
『なんでって、光来くんに取り替えてもらおうと思って』
「いや俺お前とそんなに身長変わんねえのになんで俺が蛍光灯に届くと思った?バカなのか?」
『バカじゃない!!』
肩パン!!
「痛ってえな?!見た目ヒョロいのに力強すぎんだろ!」
『ばかって…言わないで…』
「あ?ああ、そういう約束だったな。今のはすまん」
『罰としてチューしてください』
「お前のその独自ルール相変わらず意味わからん」
『いいから』
「へーへー。悪かったよ」
kiss!
「満足したか」
『ふふ〜』
「(何こいつ可愛い)」
『私もパンチしてごめんなさい。では、蛍光灯、お願いします』
「いやどんなにお前が可愛くても出来ないことは出来ねーわ」
『?光来くんは3mも飛べるでしょ』
「最高到達点だわ。蛍光灯交換する間、俺滞空すんのかよ」
『?……出来ないの?』
「出来ない」
『そんな…………』
「お前が俺のことを相当凄い奴だと思ってくれてんのはよく分かった。でも流石に飛行は出来ん」
『そっ、か……光来くんも出来ないことあるんだ……』
「なんか敗北感がすげえ」
『あ!思いついた!じゃあ私が光来くんを肩車すればいいか!』
「なんっっっでだよ思いつくとしたら逆だろうが!!」
『だって私重い!』
「俺のほうが重いんだよ!お前の脂肪より俺の筋肉のほうが断然重いっつーの」
『でも、』
「つべこべ言わずにやるぞ。こんな暗い部屋いたら目が悪くなる」
『っふわあ?!高いっ、高くて怖い!』
「いいからさっさと取り替えろ!」
『落ちる!』
「落ちない!」
『助けて幸郎くん芽生くんー!』
「あほか俺以外の名前呼ぶんじゃねえ!」
『光来くん…』
「ときめいてないで取り替えろ!」

〜おわり〜




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