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C佐久早聖臣×協会事務員の同い年彼女

【佐久早、シーズンオフ0日目の夜】

『ヘイヘイ〜!臣くん明日からシーズンオフやん!今夜は飲みに行きましょう臣さん〜!』
「三人分の口調で話すな鬱陶しい」
『だって!皆から聖臣のこと絶対誘って来いって言われたんだもん!』
「行かない」
『嘘だ!』
「は?」
『聖臣だって今日くらい飲みに行きたいって思ってるはずだ!』
「なんでそう思うの」
『聖臣、お酒嫌いじゃないじゃん!』
「別に好きでもない」
『いやっそうは言ったってさ、明日からシーズンオフで、チームの皆とバレーする機会も少なくなるんやで……?』
「宮口調やめろ」
『臣臣だって寂しくなるはずだ〜〜〜!』
「木兎さんもやめろ」
『臣さんと飲みたいです!!!』
「日向だからって許されるわけでも無いから」
『え〜〜〜ん頼むよ聖臣〜〜〜私だけ参加したら肩身狭すぎて鳥皮しか食べらんないよ〜〜〜』
「しっかり自分の好物食ってんじゃん」
『ワンさんに3回まわってワンって鳴かされる〜〜〜』
「お前犬鳴さんとそんなことしてんの…?(ドン引き)」
『聖臣!一緒に行こう?!ね?!私が全ての責任を負う』
「なんで俺が粗相する流れになってんだ。行かないから」
『聖臣〜……』
「……お前はそれでいいわけ」
『なにがぁ……なんにも良かないわ……』
「お前は、俺と過ごさずチームの飲み会に参加したいってことなわけかって聞いてる」
『んぇ。えっと?それは、どういう』
「……シーズンオフ入ったら速攻泊まりに来いって言ったのお前のくせに」
『はっ(いや待ってそれ半年前くらいに言ったやつじゃね?しかもポロッと言っただけの約束ですらない口約束じゃね?聖臣そんな前のこと覚えてたわけやばいじゃん愛おしいじゃん)』
「なんだその顔。覚えてないとか言うならもうお前の話は二度と一言も記憶しない」
『聖臣さあ』
「なに」
『私のこと大好きだな?』
「あ?」
『じっ冗談だからそんなに睨まないでよ私のほうが聖臣のこと大好きだよベタ惚れ愛してる!!』
「そんなの言っといて約束より飲み会優先するんだろ」
『飲み会で盛り上がったあと、聖臣と一緒にマンション帰る』
「嫌だ」
『お願いします聖臣さん』
「……はあ」
『聖臣?』
「飲み会は付き合ってやるから夜は俺に付き合え。絶対」
『ぜっ、たい』
「そうじゃないなら俺は寮に帰る」
『飲みにも来ないし会えないしバッドエンド過ぎる!』
「どうすんの」
『……お、仰せのままに』
「あっそ」

〜おわり〜




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