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@夜久衛輔×低血圧な同い年彼女

【夜久、シーズンオフ20日目の早朝】

「おい朝だぞ」
『ん゛んん……』
「遅刻すんぞ」
『もりすけ、ずっとやすみ……』
「そりゃ俺はシーズンオフで帰国中だからな。お前は今日も仕事だろ」
『むり……』
「有休ってこと?」
『ん……』
「じゃあ俺とランニング行くか」
『ん…………は?』
「昨日までしっかりごろごろして週末休暇過ごしたんだから、有休も寝てたら勿体ないだろ」
『……起き上がれ、ません』
「動けば起きる」
『いや……脳筋……ですか』
「さっさと着替えれば起きるんじゃね?」
『さあ…………っ、ちょ、勝手にパジャマ脱がそうとしないでよ?!』
「なんだよ。起きれんじゃん」
『最低だ!衛輔の鬼!ド鬼畜!』
「ひでえ。いつも優しくしてんのに」
『それはそう!』
「で?休むの?休まないの?」
『やす、まない…行きます…』
「なんだ。行くの」
『自分が起こしたくせに』
「俺は休んでくれても全然良かったのに」
『なんでよ!』
「一日中一緒に居れんじゃん」
『……それは仕事休みの日にしてるじゃん』
「一緒に居る時間が増えるのが嬉しいって意味だよ」
『もーやだなに?衛輔なに?朝から糖度高いよ甘いよ甘すぎ』
「お前甘党じゃん」
『そうだよでも朝からこんなのは胸焼けする!口説い!』
「ニヤつきながらじゃ批判の類の説得力がねぇ」
『うるさーい!!』
「よし、完全に起きれたじゃん。おはよ」
『……おはよ』
「低血圧を叩き起こすのは良くないらしいから甘めにしてやったのに、結局飛び起きてんのな」
『……余裕かまし輔ムカつく』
「せっかく毎朝起こしてんのに」
『大体ねえ、なんでこんなに寝起きが悪いかって、原因作ったのは昨日の夜の衛輔…っ、!』
「んー?昨日の夜がなんだって?」
『っ〜、』
「俺は今日つらくなるからやめとけばって言ったのに、いいからしよーって抱きついてきたのは誰だっけ?」
『もっ衛輔のばかやろー!すけべ!変態!』
「自分のこと棚に上げんな」
『って、こんなことしてる場合じゃないんですけどー?!』
「朝飯できてるけど食う?」
『?!た、たべ、る…』
「おー。まあ簡単なのだけどな」
『作ってくれたの?』
「お前起きなくて暇だったから」
『嬉しい…ちなみに何を…』
「野菜炒め」
『朝から炒め物!しかも自分の好物!!』
「食わねえ?」
『食べるよ!ありがとね!!』
「いいよ。身体無理させたしな」
『あーもうやっぱりすけべ!!ありがと返せ!!』

〜おわり〜




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