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D木兎光太郎×年下彼女


【恋人に別れを切り出す企画に巻き込まれてしまいました】

『木兎さん、』
「んー?」
『私と、わ、別れて、ください』
「やだ!」
『あー……(これ企画倒れでは)』
「やだ」
『ええと、でも、その、私、他に好きな人できて』
「なんで嘘つくの?」
『へっ』
「お前嘘つくとき絶対俺の目見ないでめちゃくちゃ首触る」
『えっ(なんでそんな事分かるの?!野生の勘?!)』
「ねえ。なんで?」
『っ、……ごめんなさい木兎さん、実は……』

《ネタばらし中》

「なんだあ。そういえばそれ俺のクラスでもドッキリ企画でやってた」
『そうなんですか?』
「そー。でも俺は嘘とかつけないからって外された」
『ああまあ、確かに』
「俺だってドッキリくらい仕掛けられんのに」
『果たしてそうでしょうかね……』
「ねえ」
『(ビクッ)は、はい』
「別れよ」
『……っえ、』
「お前のこと、もう好きじゃない」
『……、あ、そう、ですか、』
「なーんてな!どう?!ほら、俺も上手いっしょ?!」
『っ、ごめ、なさ、なんか、勝手に涙、』
「わあああ?!ごめん!ごめんな?!泣くなー!」
『すみませ、自分で参加したくせに、木兎さんに言われたら泣くとかほんと…』
「ごめんな、そんなに好きでいてくれてんだな」
hug!
『うう……木兎さん、すきです、』
「俺もー。めっちゃ好き」

『木兎さん』
「ん?」
『なんですぐ嘘だって気付いたんですか。私そんなに分かりやすいですか?』
「すげー分かりやすい」
『そっそうですか(察しの悪そうな木兎さんに言われるとちょっと傷つくかもしれない)』
「俺はお前のこといっぱい観察してるからさ」
『え?』
「好きな人のことはなんでも調べたり観察して知っておくといいですよってあかーしが言ってた」
『(赤葦くん怖っ!)』
「だからいつもちゃんと見てる」
『うっ(まぁるい目、木兎さんの瞳、綺麗だな…)』
「ドキドキしてるでしょ」
『えっ!』
「心臓の音伝わってくる」
『そ、れは多分、ぎゅっとしてるからですよね、』
「頬っぺた真っ赤」
『わあああ…?!恥ずかしいんで見ないで…!』
「ちゅーしていい?」
『ひえっ』
「あはは。お前の体熱くなってきた」
『やだっ、離してくださ、』
「だめー」
『木兎さん…!』
「別れてって言った罰」
『あ……う、』
「もう言っちゃだめ」
『はい、ごめんなさい』
「よし」
Kiss!
『ふふ、木兎さん、だいすきです』
「知ってる!」

〜おわり〜




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