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B宮治×同級生彼女


【恋人に別れを切り出す企画に巻き込まれてしまいました】

『私と別れてください』
「はあ?」
『(怖っ!)』
「なんでやねん」
『なん、なんでも……』
「はあ。さいですか。……ええよ」
『え?!』
「今まで無理に付き合わせとったっちゅうことやんな。すまんかったわ」
『ちょ、ちょっ、治……!』
「達者で暮らしぃや。学校で会うてまうけど、なるべく視界入らんようにするわ」
『待っ……え、え?(これ後戻りできなくない?治のことめちゃくちゃ傷つけたよね)』
「ほな気ぃつけて帰りや」
『ま、え、もう、日が暮れてる、けど』
「それがなんやっちゅうねん。お前もう俺の彼女ちゃうやん。わざわざ家まで送る意味ないわ」
『(めちゃくちゃキレてるーーー!)』
「じゃあな」
『……お、……』
「あ?」
『おさむ、ごめ、……ごめ、なさ……』
「うおっ…?!お前なに泣いてんねん!?」
『私がばかでしたごめんなさい治ぅぅぅぅ』
「おい落ち着けや……!」
『やだ、治、別れたくない、うそ、別れたいなんてうそです、さっき、クラスで企画してて、それで、』
「知っとる」
『ぅえ……』

《ネタばらし兼事情説明中》

「俺も誘われたけど、そんなん嘘でも言いたくないから断ってん」
『はあ、そうだったの』
「なのにお前ノリノリで“別れてください”とか言いよるからめちゃくちゃ腹立ったわ」
『本当にごめんなさい……治にいやだ別れたくないって駄々言われたくてつい……』
「業が深い奴やなお前」
『ごめんなさいってば!』
「ほお。なら、今からお前の家行かせてくれたら許したる」
『え?それならファミレスとか…お詫びにご飯奢るよ』
「あかん。家に行く」
『……なんで?』
「ほんまは俺ん家引きずり込みたいけど部屋にツム居るしな」
『引きずり込…(ゾワッ)』
「別れるなんて二度と言えんよう、体に叩き込んだる」
『ごっごめん治、今日はちょっと家の用事が』
「まだ嘘つく気かお前。罪を重ねるだけやぞ」
『ひいっ』
「行くで」
『いやっ無理っ治激しいからいやだ!離せぇ!』
「お前自分のしたこと忘れたんか。ようそんなん言えんな」
『やっ、だってこないだ次の日動けなくなったし…!』
「今ここで襲わんだけ感謝せえ。はよ行くぞ。お前に拒否権はない」
『(うわああああ)』

〜おわり〜




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