しばらく、宿題をみてあげていたスネイプ先生はどうにも冷めてくれないじっとりとした熱に吐息をひとつ、もらします。

「せんせ?」

熱がありそうな表情、普段の土気色からかわって血色のよい頬に「大丈夫ですか?」と心配そうに問いかけました。

「少し、横になるか」

暑さにやられてしまったのですね!と名前ちゃんは大変、大変、と勉強道具を片付けてスネイプ先生の大きくて広い背中を押すように私室に促して、ついには寝かしてしまいました。

水を張ったたらいに上手に魔法で氷を出した名前ちゃんの手で絞られる厚手のガーゼ。
それをスネイプ先生の額に乗せようと身を乗り出した名前ちゃん、ちんちくりんゆえにあっと言う間に抱きしめられてしまう!

「せんせっ」
「こら、動くな」

もう幼女趣味垂れ流しなスネイプ先生は小さな体を抱きしめて仰向けになりました。
何という幸せか、熱は冷めることなどなく、ますます熱くなるばかりで……今やお腹の所に跨っている名前ちゃんに膨らんだ不埒な欲望が当たりそう。

「せんせのえっち」
「な……」

意外や意外、まだお尻の青い何も知らない純真無垢な少女かと思っていた名前ちゃんは頬を赤らめているではありませんか。

「でも、好き、だいすきです!」

ちゅ、と頬にあの可憐な唇。かわいらしく吸いつく音にもうどうにも止まらなくなってしまうスネイプ先生でしたが、まだ今日は早い、と自制心をいっぱいに名前ちゃんと青く澄んでいたお空が真っ赤な夕日に染まるまで、ベッドの中でじゃれあったのでした。


「せんせ、くすぐったいっ」
「ほう……ならばここはどうかね」
「やあーだー」
「我が儘な口は塞がなくてはなりませんな」
「わ、わあ!」


おしまい。


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -