名前は外を散歩していた。

といっても今は授業中…


でも、授業なんかよりも
名前はあることに惹かれたのだ。




「……きれい」

ふと上を見上げれば
雲一つなく、一面の青が広がっていた。


こんな日は何もかも、どうにでもよくなる
名前はこんな空が大好きだった。







こんなにきれいなのに、どうせなら……









ドラコと見たかったな。









なんて乙女心で歩いていくと、
誰かが木にもたれ掛かって寝ている。


もしかして、もしかすると……











こんなことってあるんだ。


プラチナブロンドの髪。





今1番会いたかった人―――――――







「ドラコ!!」
「うわっ!!………名前?



ぎゅっと抱き着けば、
ドラコは驚いて体を起こす。





「ドラコ何してるの?」
「あぁ。ちょっとな……
そういう名前は何してるんだよ?」
「え…… うん。 空、きれいだなって。」


そう言うと、ドラコは笑って 僕もだ と言った。




きゅっと腰に回した手の力を強めると
ドラコは答えるように、私の腰を引き寄せた。



「すごいね。 ドラコに会いたいなって思ってたの」
「僕もだ。 名前にこの空を見せたいと思ってた



お互い考えたことが一緒で笑いあう。





「ドラコ 好きよ」
「……あぁ」



ずっとずっと



「君の傍で」




(笑っていれたら)


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