ごそごそとふとんが動く。その音に目が覚めた。いつの間にやら外は明るくなっていた。たしか昨日、この子の服を着替えさせて、軽く髪とか拭いてお布団に寝かせた後、ご飯を食べることも忘れて…そのまま寝てしまったんだ。口元のよだれを拭きながらぼんやりと男の子の寝顔を見る。眉間にしわが寄った。あ、起きちゃう。

「……。」
「……。」
「……。」
「お、おはよう。」

低血圧なんだろうか。上半身を起こし、ぼーっと私の顔を見る。…何か顔についているんだろうか。
「…あ、。」
「?」
「だ、誰だお前は!?どうしてここに…!」
ようやく状況を理解したらしい、彼はベッドから立ち上がり私と対峙した。



20140712
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