シティ郊外に謎の落下物が、という知らせを受け、私たちイリアステルは現地へ向かった。

そこにはとても巨大な石版のようなものがあった。
「ひひっ、来た来た。」
ルチアーノがニヤッと笑った。
「…これはなに?」
小首をかしげる私にホセが説明してくれた。
これは創造主が我らに与えるお告げであると。
なるほど、ゾーンがカードをこのような形で彼らに託しているというわけか。
セキュリティが総動員されるほど騒ぎは大きくなっているようだが私たちには関係ない。なぜなら私たちは…。
「貴方たちはいったい何者ですか!」
「…あなたの新しい上司ですよ。」
吠えるどんぐりピエロに言う。

そう、私たちは今日から長官としてシティの上に君臨するの。
すべてはあの計画のために。



20120521
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -