お風呂から上がってリビングのソファーに座ってた持田さんの顔を覗いてみたらテレビもつけたまま寝ちゃってた 「持田さーん。」 小声で読んでみたけど全然反応しないので寝室からタオルケットを持ってきて優しくかけてあげた 髪を乾かしてこよう 戻ってきてもまだ寝てたらベッドまで移動させなきゃなぁなんて考えながらテレビを消して髪を乾かすために移動した 「まだ寝てる…」 リビングに戻ってきたらまだ持田さんは寝ていてタオルケットは半分くらい落ちていた 持田さんの顔を覗いてみたら普段では考えられない警戒心の無い表情で寝ていたから少し頬が緩んだ でもこんな所で寝ていてはさすがに持田さんも風邪を引いてしまうので起こそうと思って名前を呼んでみた 「持田さーん。」 「風邪引いちゃいますよー。」 「もっちー。」 「日本代表ー。」 やっぱり呼ぶだけだと起きないのでちょっと揺らしてみた 「持田さん、ほんと風邪引きますよ!」 「ん、」 少し反応してくれたけど起きてくれそうにない こうなれば最終手段、私は持田さんの鼻を摘んでみることにした 「痛っ!あ、おはようございます持田さん。」 「お前ほんと何してんの?俺を殺す気?」 鼻を摘んで数秒したら持田さんの目が開いて私は腕を強く掴まれた 「持田さん全然起きてくれないから、風邪引いちゃうって言ってるのに…」 「…まあいいや。怒りたいけど眠いし、寝る。」 そう言って持田さんは私の腕を離して寝室に向かった 持田さんの中で睡魔が勝ったのか怒られなかったので予想外だなあとか思いながらタオルケットを畳んで私も寝室に向かう ベッドではもう持田さんが寝ていておやすみのちゅーも無しなんだって悲しくなったけど、持田さんも疲れているからしょうがないって思って私もベッドに潜り込んだ 「おやすみなさい。」 背中に一言告げて私も目を閉じた 寝ていると夜中にふと息が止まるような感じがした これは夢なのかな?現実なのかな?よく分からないけどとりあえず目を開けてみた 「…ん、く、」 目を開けると上半身だけ起こした持田さんが私の唇を自分の唇で塞いでいた あ、目が合った 私が起きたことが分かった持田さんはキスをしたまま私の鼻を摘んできた これじゃあさっきと逆の立場だ 私はキスはしてなかったけど 「ん、っ…」 口も鼻も塞がれては息が出来ないので私はすぐ持田さんの背中を叩いた 意外とすぐに両方解放してくれて安心して息を吸い込む 「っ、はぁ…はぁ」 「なまえはさっき俺にこうしてきたんだよ?ひどくない?」 「…私はキスしてなかったですもん!口まで塞ぐのは酷いです!」 持田さんを睨むと頭に手を乗っけられて、眉間のシワを親指で伸ばされた 「キスは俺にあんなことした罰だよ、罰。」 「う、今日は怒ってないと思ってたのに。」 「何言ってんの?あん時は眠かったからなんも言わなくてもあとでちゃんとお仕置きするっつーの。」 「持田さんのドS。」 小声で悪態をついてみたらいきなり首筋に噛みつかれた 「なまえだってお仕置きされて喜んでるくせに。」 耳元で囁かれて体中がしびれた 「喜んでません!」 私は焦ってそう返すしかなかった いたずらっ子にお返しを、 甘いお仕置きを今日も受けるのです ---------- 持田様!初書き! 通常運転でドSです(笑) 持田にいたずらしかけるなまえちゃんは強者だと思います!←書いた身のくせに 私なら出来ないwww まあやってみたい気はしますけどね。 0610*那智 title*下心と青春 |