ちびたか!1


「え、お前……高尾か?」

朝起きて高尾の姿を見た宮地さんは固まってしまいます。

「なんか俺ちっさいっすよね〜」

「は? なに? まじ意味わかんねー」

「昨日宮地さんが三回も中出しするから……俺、ちっさくなったみたいっス」

「んなわけねーだろ! お前トラックに頭轢かれたんじゃねーの!?」

「ま、そういう訳で俺がでっかくなるまでお世話になります」

こうして宮地さんとちびたかの生活が始まりました。





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「お前ぜってー出るなよ!」

宮地さんはそう言って高尾をエナメルに監禁すると、さっさと朝練に出かけました。

「しっかし暇だなー」

高尾は暇すぎたのでエナメルを漁る事にします。

「おっ! コ〇ラのマーチ発見〜」

高尾はとりあえずコア〇のマーチをもりもり食べました。

「うっ……腹いっぱい……」

しかし2個でお腹いっぱいになってしまいます。

「とりあえず……寝るかね〜」

お腹いっぱいで眠くなった高尾は、寝る事にしました。

*******

「高尾……?」

朝練が終わり部室に帰ってきた宮地さんは、真っ先にエナメルへ向かい、高尾を確認します。

「…………」

そこには、食べかすをほっぺにつけ、気持ちよさそうに寝ている高尾がいました。

「(――〜〜っ! なんだこの生き物……っ!)」

宮地さんはちびたかを酷く気に入ったようです。




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