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09.おはよう







いつもの様に笑って

いつもの様に私が「おはよう」って言ったら

笑顔で「おはよう」って

私の幸せは貴方の幸せだから





「おはようアレンッ」
「おは・・・よう・・・」
「英語の訳してきた?」
「あっ!?忘れてました;」
「ブッハ!!アレンってば頭良いのにそうゆうとこ抜けてるよね」
「なっ!」
「もう来週期末なんだからしっかりしないと!!」
「名前の頭がしっかりしないt「何か言った?」・・・スイマセンなんでもございません・・・」
「おはよう・・・名前・・・ちゃん・・・・・・」
「おはよう!!雅ちゃん!」



やっぱりためらいはある2人・・・
でもだからと言って私までためらってたら、前に進めないから・・・
だから・・・
私も笑うから2人も一緒に笑っていて・・・



−ガラガラッ



「おはよう名前!」
「おはようリナリー」
「もう大丈夫・・・?」
「もちろん!!昨日は・・・本当に有り難うね・・・」



私はリナリーに抱きついた。



「そう・・・良かったわ」



私が笑えばリナリーも笑ってくれる
アレンもあの子も遠慮がちにだけど微笑んでくれた
私はまだアレンが好き
大好き・・・
アレンがキレイな銀灰色の瞳で微笑んでくれるなら

たとえそれが私じゃないほかの人を映しても
彼の笑顔が私の幸せの糧になるんだ。





彼の笑顔

彼の仕草

彼の綺麗に輝く白い髪

彼の優しい手

そして



彼の甘い銀灰の瞳が

あの子を映してても

いつか必ずあの瞳に私を映して見せるんだ




2009.10.22






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