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突然の緊急宣告を受けた黄瀬は、見るからに困惑していた。
その表情には、「それだけはない。絶対にない」と書かれているのが分かった。だから、オレは実力行使に出る。

「火神っち?何処行くんスか?!」
「……移動すんぞ、ついて来い」
「え?移動って…、お店変えんの?でも、まだ」
「違ぇよ、ホテル行くんだよ」

テーブルの上には大量に注文した食事と、半分も減っていない黄瀬のジョッキが残っている。だが、それを片付けている暇はない。戸惑う黄瀬の言い分を無視して、店員に会計を頼む。割り勘の計算をする余裕もないので、今日はオレのオゴリでいい。

店を出て、適当なホテルに狙いを定める。
残念なことにここは繁華街だ。ちょっと歩けば、手頃な休憩スポットはいくらでもあった。

「ちょっと待ってよ火神っち…、いくら何でも、無理でしょ……」
「うるせー、行くっつったら行くんだよ。……男同士でも入れるんだよな?」
「……入れるよ。でもさ、」
「じゃあ、そこだ」

目に付いた建物に一直線に足を向けると、腕を掴まれているわけでもない黄瀬は「待ってってば……」と言いながらもオレについてきた。
ついて、来るんだ。こいつは。
無理だと言いながらも。それは違うと否定しながらも。
逃げようと思えば逃げられる状況で。そうしないのは、あまりの出来事に頭が回っていないだけなのか、それとも。

可能性はあるんじゃないかと、オレに期待を持たせたのはお前だ、黄瀬。




部屋に入ってすぐの黄瀬はまだ戸惑いを隠せずに、「火神っち、酔っ払ってるだけっスよね?ちょっと頭冷やした方がいいっスよ…」とオレを説得しようとしていた。
それに答えることもなく、さっさと服を脱いでバスルームに向かい。戻って来たときには、ベッドに腰を下ろして携帯をいじっていた黄瀬の表情も落ち着きを取り戻していた。

「お前もシャワー浴びて来いよ」
「……分かった。そんなに言うなら、やってやるっスよ。…ただ、ちょっと準備に時間かかると思うから、火神っちもAV見て準備しといて」
「AVだ……?」
「ちゃんと勃たせといてよ。オレが出てきたときには即突っ込めるくらいにしといて。じゃないと、たぶん、ノンケのアンタには無理だから」

やや不貞腐れた表情でそう言い残し、何かのボトルを手に持ちバスルームへ消えて行く黄瀬を見送りながら、その言葉の意味を考える。
無理って何だよ。やってみなきゃ分かんねぇだろ、そんなもん。
たしかに、男相手は初心者だ。やろうと思ったこともねーし、どうやるのかもぶっちゃけよく分からねぇ。
それでも、黄瀬がそういうことをしていると知った時から、それとなくネットで調べてみたことはある。やり方自体は、女とする時とさほど変わらない。ただちょっと、下半身の構造が異なる程度の差だ。

黄瀬はその事実をよく分かっている。
自分の体を女にする方法も心得ているし、それに。男の下半身が、精神状態に強い影響を受けていることも熟知している。

酔いと勢いでここまで踏み込んだオレの精神状態は、冷静ではない。
今まで、男とセックスをするなんて夢にも思わなかったオレが、自分と同じ男の裸を見て触ってどうなるのか。普通であれば酔いも勢いも一気に冷めて、使い物にならないと予想するのが正しい。

それを回避するため、普段家でやってるようにオカズを使って抜く直前まで扱き上げ、その状態で手早く突っ込む方法を示唆されたわけだが、正直、それは違うだろと思っている。
オレはオナニーしにここに来たんじゃねぇ。黄瀬と、セックスをするために来たんだ。
黄瀬の体をオナホ代わりに使ったって、何の意味もない。それを、あいつに分からせたい。

だからオレは黄瀬のアドバイスを無視して、全裸でベッド上に寝転んで黄瀬が出てくるのを待った。




そのオレを見た黄瀬は、呆気に取られたようなマヌケヅラをオレに披露した。

「……AV見てろっつったじゃん。なに、呑気に寝てんスか。ホントにやる気あんの?」
「あるよ。こっち来い」
バスローブを羽織った黄瀬の姿を見た途端、心臓がドクンと高鳴った。その動揺をひた隠しにし、上体を起こして黄瀬を側に招く。
大人しくベッドに乗り上げてきた黄瀬は、あぐらをかいたオレの前にアヒル座りになり、「それ」と冷たい視線でオレの下半身の状態を指摘した。
「そんなもんじゃ、セックスは出来ないって。……それくらいは分かるよね?」
「まだ始まってもいねぇのに完勃ちするわけねぇだろ。覚えたてのガキじゃあるまいし」
「威張るとこじゃないっスよ…。どーすんの、ホントにやんの?」
「やるよ、キスさせろ」

腕を伸ばして黄瀬を促す。
少し驚いた様子の黄瀬は、それでも腰を浮かせ、オレに覆い被さるように顔を寄せてきた。
黄瀬の小さな頭に手を添え、目を閉じて唇を重ねる。薄い唇は、思っていたよりやわらかかった。


始まりは上々だ。
相手が黄瀬であっても、キスの感覚は他としている時とさほど変わらない。
重ねるだけの接触から、口を開き舌を絡ませ飲み込めない唾液を顎に伝わらせる深さに進んで行っても。いけないことはないと、確信する。
それどころか、いつもより。興奮しているのがはっきりと自覚できた。
黄瀬の後頭部をしっかりと引き寄せ、逃げないように固定し、音を立てて舌を吸う。女相手のように遠慮や手加減をすることはなく。相手が黄瀬なのだと認識すればするほど、力ずくで抉じ開けるくらいの意気込みで荒らしたくなる。
それに対する黄瀬も黄瀬だ。負けじとオレの膝の上に乗りあげてきては、これでもかと言わんばかりに舌を突き出して来る。こっちが休もうとすれば、たちまち舌を絡めてきて。酸素不足で頭の中が空っぽになってくのが、嫌と言うほど分かった。

そうなる前に次の段階へ進まなければならない。
こんなとこに来た目的はキスだけじゃない。それを思いだし、唇の動きはそのままに右手を移動させ、手探りでバスローブの紐を解いた。
袷の隙間から腹辺りに手を差し入れ、黄瀬の肌に触れる。舌ほどではないが、そこそこ熱い。肌触りは、まぁ……悪くはなかった。
ゴツゴツしているし、女の腹のような肉感はない。それでも、骨の形が分かるほど痩せているわけではないのが救いだ。少し汗ばんだ皮膚を撫でながら、手の位置を腹から上へとずらしていく。

胸の位置に右手が到達しても、不思議とおかしな気分にはならなかった。
そりゃ、そこには膨らみらしきものはない。腹とほぼ同じ堅さを保つ胸を手のひら全体で覆うと、何となく揉めそうな気がしてきた。
だがそれは、当の黄瀬本人に止められた。

「んはっ、か、火神っち……、ない胸は揉まなくていいんスよ……?」
「なくもねぇだろ。……男だって、感じる奴は感じるって言うし」
「え…、火神っち、おっぱい感じるの?」
「お、オレの話じゃねぇよ!ただ、お前は……」

抱かれ慣れている黄瀬の体は女の物と同じだと思いこもうとしていたオレの右手を、黄瀬は苦笑しながらやんわりと掴んできた。
「たぶんそれって、乳首開発を済ませた人の話だと思う。オレはおっぱい感じないから、やんなくていいんスよ。……まぁ、火神っちがどうしても開発したいって言うなら、やらせてあげてもいいけど」
「か、開発…?!ばっ、そ、そういうつもりじゃねぇよ…っ」
「でしょ?オレもあんま、初めての人にされたくない。……だから、もう、こっち触ってよ」

そう言いながら黄瀬は、掴んだオレの右手を一気に下へ引き降ろす。
胸でも腹でもなく。臍の少し下に宛がわれた瞬間、反射的に息を飲んでしまった。

「……っ」
「……あれ?火神っち、様子がおかしいっスよー?……ひょっとして、オレの股間には何も生えてないと思ってた?」
「ば…っ、ち、違ぇよ!いきなりだったから…っ」
「……そうっスね。そんじゃ、こっちはいじってくれなくていいや。火神っちのキスでけっこうキたし。ね、火神っちのしていい?」
「は……?う、お……」

黄瀬の手が離れた途端、視線がそこに向かい、オレは初めて黄瀬の股間を直視する。
本人の言うとおり明らかに平常時の状態ではなかったが、まじまじと観察する前に黄瀬は体勢を変えてしまった。
少し後方に退いた黄瀬はそのまま上体の位置を下げ、オレの足の間に蹲り。躊躇なくオレの股間に指を絡めてきた。
「き、黄瀬…っ?!」
「……ねぇ、これ、まだマックスじゃないっスよね?けっこう立派なモン持ってんスねぇ……」
「…っ、んなとこで喋んなバカっ!」
息が吹き掛かる至近距離で平然と喋ってる黄瀬に動揺を隠せず、慌てて黄瀬の頭をどかそうと手をかけるが、その手は難なく払われてしまった。
上目遣いで見上げてくる黄瀬の顔には、それまでとは異なりたしかな余裕が見て取れた。悔しいことだが、こいつは本当に、男の性器を触ったり顔に近付けたりすることへの抵抗がないのだ。

「……今のうちに言っとくけど、火神っちはもう何もしないで」
「……は?」

しっかりと竿を握り、ゆるゆると上下に揺さぶりながらぽつりと黄瀬が妙なことを言い出した。
聞き返すと、今後の流れ、と前置きをした黄瀬は。
「火神っちのチンコは大丈夫そうだから、このまま扱いて固める。そしたら横になって寝てて。その方がなるべくオレのチンコが火神っちに当たらないように入れられるから」
「は…?な、何だよそれ、べつにオレは、」
「いちいち、「あ、やべ、チンコあった」って顔されるの嫌なんスよ。いいからじっとしてて」

圧力的な物言いに引っ掛かりを覚えるが、それはついさっきのことだ。黄瀬の言うとおり、オレは黄瀬の股間を見て僅かに動揺した。
生えてないなどとは思っていない。あるべきものがそこにあっただけだ。そう分かっていても、黄瀬はオレの戸惑いを見過ごしてはくれなかった。

だからといって黄瀬のこの計画は癪に障る。
そして、じっとしているのはオレの趣旨に反する。

「黄瀬」
痛みを感じない程度の力加減で巧みにツボを刺激してくる黄瀬の名を低い声で呼ぶと、「なに?」と冷静な視線が持ち上がった。
「順調っスよ?あ、フェラしてもいいなら、するけど」
「…いや、いらねーよ。つうか、そんくらいでいいから、……お前のも触らせろよ」
「……ハァ?」
想像通り、オレの申告に黄瀬は怪訝そうな顔をした。
言いたいことは分かる。だが言わせる前に、主張をする。
「さっきはオレが悪かった。心の準備が足りてなかっただけだ。…もう落ち着いた。だから、もっかい触らせてくれ」
「…いや、だから、いいって。無理に合わせてくれなくても」
「そうじゃねーよ、オレが、お前に触りてぇんだ!」
声を荒らげると、黄瀬の手の動きがピタリと止まった。視線はまだ胡散くさげだ。
「嫌がっても触るからな。オラ、体起こせよ」
「……なに意地になってんスかぁ…。せっかく、いい感じにしたげるっつってんのに。…ハァ、分かったっスよ。それなら、どーぞ」

渋々と身を起こした黄瀬が、キスしてたときの体勢に戻り、再びオレは黄瀬の下半身を直視する。
ガチガチというほどではないが、やっぱり半勃ち程度にはなってるそこに、右手を伸ばす。
ふに、と指で触れたその感触は、自分のモノと同じだ。息を飲みながら手のひらで握り込む。生まれて初めて、他人のチンコを手にした瞬間だった。

その手を上下に動かしても、黄瀬は無言だった。
オレに明け渡す覚悟を決めてくれたのかもしれない。それなら、と思い、若干大胆に扱き始める。
「…ふ、」
「っ!悪ぃ、痛かったか?!」
「え?」
何度かスライドした折に黄瀬の唇から詰めた息が漏れ、咄嗟に手を止め反応を窺う。そんなオレの態度に黄瀬はキョトンとしたが、すぐに笑い。
「違うっスよ、…気持ち良かっただけ。火神っち、上手じゃん」
「は……、あ、そ、そうか?」
「やれば出来る人っスね。…でも、ちょっと優し過ぎ。……ねぇ」
黄瀬の手がオレの手に重なり、また制止をかけられたのかと不安になるが、その手はオレを振り払うことはなかった。
「……火神っちのと、合わせて擦ってくんない?」
そして出された指示、もといお願いに、喉を鳴らせながら頷き、腰の位置を黄瀬に近寄せた。

二本分の竿を握りこんで擦る。必然的にオレと黄瀬のチンコがくっつくことになるが、すでに抵抗は感じなかった。
先走りが溢れるたびにすべりが良くなり、手の動きも激しいものに変わって行く。すると徐々に、黄瀬の唇から漏れる息も色を変えて行くような気がした。

「あ、は…っ、ん、火神っち、ほんと、…初心者とは思えないくらい、はっ、じょーず、」
「…イイのか?」
「ん、すご、…いい…っ、はぁっ、…火神っち、は…?」
「……あー、オレも、…すげぇイイ」

ドクンドクンと身体のあらゆるところが波打っている。
チンコへの直接的な刺激ももちろんいいが、興奮の理由はそれだけではない。
「あっ、あっ、火神っち、も、…イっちゃいそ…っ」
「……っ」
控え目だった黄瀬の声と吐息が、次第に大胆になっていく。さらにこの距離だ。熱い吐息がオレの肌にも触れ、異様なくらいに熱が高まる。
こんな黄瀬は見たことがなかった。負荷の高い運動をした直後の息切れとは違う。その最大の原因は、この距離だ。

「あ…っ!だめ、も、…ッ!!」

切羽詰った声を上げ、オレにしがみついてきた黄瀬が腰を震わせて吐精する。
それにつられるようにオレも手の中でイく。途端に、独特の青臭い匂いがそこら中に広がった。
いつものオナニーであれば、イった直後はいわゆる賢者タイムに入って冷静になるものだ。だが、今回は違う。
「……黄瀬」
目の前の体を抱き締めたい気持ちに駆られ、ためらうことなくそれを実行する。
この時点でオレの中にあったはずの、同性の体に対する抵抗感はすっかり溶け消えていた。

頭の中は、黄瀬を抱くにはこれからどうすればいいのかという考えでいっぱいだ。



そんなオレの逸る気持ちを汲んでくれたのか、黄瀬はもぞもぞと体を動かし、四つんばいになってオレにケツを向けた。
「…ホントは背面座位でした方が、火神っちもあんま動かなくて済むしオレのチンコ当たらなくてイイかなって思ってたけど…、火神っち、やる気っぽいからコッチでヤらせてあげる」
「……正常位だと体辛ぇの?」
「え?…いや、まぁ…。正面だとめちゃめちゃ当たるし、…ヤでしょ?」
「……さっきしてたこと忘れたのかよ?別に、お前のが当たろうが構わねぇよ」
「あ、そぉ…。んー、でも、やっぱバックでして!火神っちのデカいから、オレ的にそっちのが楽」
「…分かったよ。じゃあ、……行くぜ?」

正直に言えば、黄瀬の顔を見ながら抱きたいというのが本音だが、黄瀬が楽な体勢だと言うのなら従うより他はない。
差し向けられた白い尻に視線を移し、左手で支えながら人差し指をおそるおそる穴に押し当てる。

「馴らしてあるから、あんま指でしなくても平気っスよ?」
「……おう」

バスルームで黄瀬が行った準備は、このことだと理解する。
少し緊張しながら奥へ進めれば、想像以上に滑りは良かった。
念入りに内部を確認し、押し広げるように回すと黄瀬の体がビクっと跳ね、思わずオレはそこから指を引き抜いた。
「わ、悪ぃっ!」
「……だから、痛いんじゃないって。……そんなビビらなくても、一気にいって平気っスよ…。あと、せっかく中潤ってんだから広げたり掻きだしたりするようなことしないで。乾いちゃう」
「そ、そっか、悪ぃ…」
冷静な指摘を受け、申し訳ない気持ちになりながらもやっぱり、まぁ、気にはなる。
一気に行けと言われても、突っ込んで裂けたりしたら困る。そんな躊躇いを抱きながら、もう一度ゆっくりと人差し指を差し入れると。
「ん…、っ、火神っち、ホント、カンベンして…っ」
「は?こ、今度はなんだ?!」
「だからっ、…焦らすなっつってんの!オレのは女の子のあそこより頑丈だし、ひと思いに突っ込んでも大丈夫だから…、はやく、ちょーだいよ」

肩越しにこっちを睨みつけながら腰を揺らす黄瀬に、ごくりと息を飲む。
だからと言って気持ちを切り替えることは難しいが、黄瀬の目が潤んでいるのと耳まで赤くなっているところを見ると、オレも覚悟を決めざるを得ない。
指を引き抜き、次いで左手を黄瀬の腰にあてがい、膝立ちになって自分のチンコを支える。入り口に先端を押し付けると、それだけでまた黄瀬の腰が揺れた。


「大丈夫」と言う黄瀬の言葉に間違いはなかった。
入り口こそ窮屈な気はしたが、意を決して進めれば、あとはずるずると飲み込まれて行き。
黄瀬が痛みを訴えることは一切なく、奥まで挿入を果たしたことでオレの心にも余裕が生まれ、少し油断したところで強い締め付けに息を詰める。
「ほら、大丈夫っしょ?」
「う……、お、おぉ。…凄ぇな、お前ん中」
「良く言われる。……ねぇ、火神っち。動ける?」
「え?…あぁ、……いいのか?」
「いいっスよ。ホント、遠慮しないでガンガン突いて。……出来るもんなら」
「あぁ?誰にモノ言ってんだよ」
ここでまさかの挑発的な言葉を受け、カチンと来て言い返すと、黄瀬はふふ、と肩を揺らせて笑った。
「悪い意味じゃないっスよ。……何か、火神っちのマジでデカいし、みっちりハマってるっしょ?だから、動かし難いかなって思って」
「……何だよ、お前、馴れてんじゃねーの?」
「馴れてるけど。……こんだけご立派なのは久しぶりだし、オレ……、今日、ちょっと、ヤバいかも」

悪い意味じゃないというのは、本当らしい。
若干語尾を上擦らせた黄瀬が、オレのセックスに期待しているのは一目瞭然だ。
そうと知れば、俄然やる気に火がつき、オレは黄瀬の期待に応えるため。
そして、黄瀬の意識を他の男に向けさせないようにするために。

「お前こそ、遠慮しねぇで何べんでもイっていいぜ?」

今夜、このカラダには、徹底的にオレの味を刻みつけてやる。
そう意気込んで、ゆっくりとピストンを開始した。













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