一言なのに長いのだから作文はなおさらだらだら、
そのてん手しごと感想お知らせはだいぶん短め。


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先月だったか、スポーツクラブの更衣室で、おばさま方がその場にいないどなたかの噂話をなさっていた。

「あの人って、まあ、ちょっとアレなのよね」
「良い人なのよね。悪気はないし」
「そうそう。私たちが気にしなければ良いのよ」
「でも、ほら、あれがあったでしょ」
「あー……おにぎり事件?」
「それ。おにぎり事件」
「……あれは、ねえ……」
「ちょっと、ねえ……」
「すごかったものねえ……」

すみません、すごく気になってしまいます、おにぎり事件。
何があったんですか。おにぎりはとばっちりな立場なのですか。おにぎりを前にどんなことをすればすごいことになるのですか。しかもそれがそのおにぎりおばさん(仮)との距離感をほほ決定づけるなんて、よほどのことなのではないですか。

とはいえ、そういった代名詞になり得る現象はまれに起こるもの。
私の亡き母の場合は、ギョーザだった。
未だにギョーザ事件を共にした人との間で語りぐさになっている。

「だからさ、分かるでしょ?悪人ではないにせよ、ギョーザだったのよ、母は」
「ああ、ギョーザ……あれはねえ……」
「本当にねえ……おはずかしい」
「一事が万事ギョーザだったわけでしょ?」
「そうそう。もう、あの人の気質はギョーザに集約されるからね」
「ひとさまの親に対して失礼だけど、まあ、あれはないわねえ……」
「失礼も何も、あれが日常だったからねえ……」
「すごかったもんねえ、ギョーザ……」

人に歴史あり。不名誉な二つ名も生きた証なのである。
しかし気になる。おにぎり事件。

160104 2249
一言


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ヨガのシャバーサナ(屍のポーズ)でうっかり寝てしまうという失態を犯した。
先生に起こされるまでのわずかな時間……ほんの30秒たらず、と思いたい。
時々いびきをかいて完全に寝てしまっている方もいるのだけれど、よもや我が身に起ころうとは。
きっとヨガで身体がほぐれてあたたまったから、そう、そうだよ、そうに違いない。
しかし一瞬とはいえ夢を見た気もする。そして今年の初夢は記憶にない。

160104 2229
一言、スポーツクラブ


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初笑いみたいに、今年はじめての着物をあらわす言葉は存在しないのだろうか。着初めはまた別の意味になる。良い音なだけに残念。
というわけで、初着物。
初心者の着物ともよむ。



羽織りのおかげで未熟な帯結びをごまかせる、なんて喜んでばかりいてはいけない。見えないところの美しさこそ粋というもの。



そういえば、お正月に着物をまとうのも、そもそも寒い時期の和服というのも、はじめてなのであった。
襦袢の下にいろいろと着こんで保温対策は完璧。これでぬくぬくと過ごせた。特に動きづらくもなかったと思う。
この調子で冬の間に木綿着物の重ね着にも挑戦したい。
毛100パーセントの羽織りがあってこその様々な我が無謀。

昨年末、スポーツクラブの近くにある「セルフサービスの和服屋さん(呉服屋にあらず)」なるお店で、店主のおばさまから冬の和服についてあれこれとご教授いただいた。
「着物生活をがんばってね」と、素敵な手ぬぐいまで頂いてしまった。
ありがとうございます。がんばります。
近々、またお邪魔させて頂く予定。洋服で。お着物でいらしてねと仰ってくださったのだけど、だってジムの帰りだから……。パーカーで失礼いたします。

160103 0007
一言、着物


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あけましておめでとうございます。
2016年も、どうぞよろしくお願い致します。

さて、新年といえば手帳と日記。
一時期9月はじまりのものを何となく使用していたけれど、結局のところ、1月を始点としたほうがしっくり来てしまう日本人のいとしい性。

と言いつつ、準備は秋ごろからこつこつ進めていた。



断言する。手帳や日記やノートやメモや付箋はいくらあってもあり過ぎるなんてことはない。
我が家はとても良く燃えそうだ。

とりあえず、毎日つかう日記はこれらということで落ち着きそう。



去年は5冊くらいで用途を分けていたのだけれど、そのうち3つぶんをまとめることにした。
そういえば、ほぼ日のカバーを初めて導入。ミナ・ペルホネンのうさぎがかわいい。これはかわいい。すごくかわいい。
というわけで、ほぼ日オリジナルは我が愛しのうさぎホリンの飼育日記も含めた生活記録、ほぼ日avecは昨年と同様の趣味専用(LAMYの万年筆も続投)、モレスキンのデイリーは感情をつらつらと。恐らく最も日記らしい日記と言えよう。今年は表紙がライナス。もういっそ泣きそうなくらい嬉しい。
ただ、この中で一番サイズの大きい、アフタヌーンティーのリバティスタッフダイアリーだけがまだ手つかずのまま。中身のデザインが一新されたので、是非ともこれまでとは違う使い方をしてみたい。リバティシリーズにはずっとお世話になり続けていて、たぶん今年で10年目。

持ち歩き用の手帳についてはまだ少し悩み中。にやにや、にまにましながら。
たぶん星の王子さまの手帳がメインになる……かな。万年筆が裏うつりしないだなんて、そこまで望んでいなかったのに……ありがとう、どうもありがとう、重ねがさねありがとうございます。

元日恒例、紙とたわむれるこの至福。
仮にこれで今年の幸運をすべて使い果たしたのだとしても悔いは無い。

160101 2343
一言


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あ、台所の換気扇の掃除。
本日、奮い立って実行。ものの5分で終了。
古い家なので換気扇も古いタイプ。
かえって掃除が楽だったりする。分解できないので。
そこそこ綺麗な量産型ザク色に戻りました。
一年を通し我が愛機(換気扇)のひたすらに清らな働きと、また、常より頼もしい重曹殿の惜しむ事を知らない尽力、その双方に深く感謝しつつ、来年も共に戦おうではないかとの依願をこの胸に、両者に向かって敬礼。

151231 0005
一言


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