これ以前に編んだ2つのシュシュとは基本的に同じようで最後の始末が決定的に異なる。



まず、ゴムをくるみながら始めて、方眼編みの要領を基本に適当に編んで行く。
なお、今回、かぎ編みシュシュの編みはじめ方(くさり編みでくるむ方法)をようやく習得した。なるほどー、これは便利……なのかな?やはりこま編みが好きだ。
話をもとに戻すと、このシュシュは編んだ部分をふたつ折りにして成形するので、編んでいる間にあまり増減させないほうが良い。が、深く考えず好みでつじつまをあわせることにして、大体こんなところだろうというところで糸を引き抜く。



普通に編んできた以上、糸の変わり目や結び目は表側に来てしまっている。そうはならない器用なやり方があったはずだし、ここからでも上手に隠すことはできるが、面倒なので今回はあえて編み地の裏側を表に持ってくることに。



これが裏地。まあ、かぎ編みだとそう変わりはない……と思いたい。
糸始末は表側で処理ずみ。



編みおわりを編みはじめとこんにちはさせて、針で巻きとじをする。と、参考にさせて頂いた説明文にはあったが、そこも自分なりにやりやすいように。
しかしそれが仇になろうとは、かぎ編み歴5年ともなれば普通に気づいても良いところであった。



最後に形を整えて、手首にくぐらせるとこんな塩梅。

さて、何が問題かというと、シュシュなのにゴムがあまり伸びないのです。
シュシュなら最低でも二重にかえしたいところ。なのにこれは一重半くらい。とんでもなく中途半端。
一応、がんばって工夫をすれば二重にはなる、が、努力をしなければならないシュシュなんてシュシュじゃない。簡単にささっと結べることがこの髪飾りの利点のはず。
どうしてこうなってしまったかというと、やはり最後のとじ方が良くなかったことがひとつ。
麻のまざった糸を使ったことがひとつ。恐らく。
そして、そもそも編み方を完全に間違えていたことが致命的なひとつ。
編みおわってから、二重にできないことの理由を追求したらそういうことだった。

このドーナツシュシュは布でやれば済むことをわざわざかぎ編みでやっている。
ということは、布で作る場合と同様、ゴムは自由に動けるようにしたければならなかったのだ。
つまり、作り目のくさり編みでゴムをくるんだ時点で早々に過ちを犯していたことになる。
なんということでしょう。

しかし、めげずに色々といじっていたら少し糸がゆるんできたらしく、何とか二重に巻けるようになった。
それでも結ぶときにちょっとコツは必要となる。
あるいは、おだんご髪にゆるくひっかける飾り方なら問題はない。
ただし、おだんごの大きさによってはシュシュがあっさり落ちるので、ピンで留めるなりしなくてはならない。でもちょっと変わり種のすヘッドドレスのようで結構かわいかったりもするし、けどあくまでシュシュなのだからそれではいけないし、ああ。

正しい編み方を理解したはずなので、これは再挑戦するべきである。
ドーナツシュシュと言うからにらそれらしき配色にしてみたい。ブラウンとピンクとか。夏らしくはないな。黄色と生成りで控えめにやってみようか。


使用糸:ハマナカのフラックス、スラブなど(麻と綿)。合計で一玉未満。
使用針:かぎ針5号。
制作時間など、おおざっぱに考えて5時間ほど?

150811 2244
手しごと、かぎ編み(シュシュ)


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