今回、制作過程の画像があまりない。
基本的なことの積み重ねという、そこそこ単純素朴な作業だったからかな。
しかし、基礎がこうやってかたちになることにはやはり感動を禁じ得ない。



このレシピのポイントとなるパンツの部分が一番むずかしかった。
適当にあった端切れをパッチワーク風に仕立ててからギャザーを寄せつつ本体に縫いつけるのだけれど、うまくしわが寄らない。
ぐし縫いでやると本体との接着がきちんとしないので、慎重に針を通しつつも何度かやり直さなければならなかった。
更にこのパンツの中にペレットも入れなければならなかったせいで余計に難事業に。



初めて使った、ペレット。うさぎのエサではないペレット。ビーズ状の綿というのか……最近はお手玉に小豆ではなくこれを入れることが多いとか。
これをパンツの中にじゃらじゃらと収めるから重みが出て、お座りできるようになるというわけです。
この米粒みたいなペレット、手で掴んで入れられるほど今回は対象が大きくなかったのでどうしたものかと悩んだ挙げ句、フリスクの空箱をスコップがわりに使用した。これがなかなか具合が良い。というわけで、今後のためにペレットの袋の中に空フリスクを入れておく。



後ろ姿はこんな風情。バックシャイでは決してない。

まずまずまともに出来たと思って良いかもしれない。
もうちょっとあちこち丁寧にやればお座りの安定感も増したはず。今後の課題はそこ。立体もののバランスを如何にとるか。
レシピのタイトルが「ぺたんこクマ」でも最低限度はある。
そういえば、ぺたんこなデザインゆえ手足は先の部分(白っぽい毛糸のところ)にしか綿を入れていない。
レシピでは綿の分量は「適宜」としかないので、頭にどれくらい入れれば良いものか迷った。もうちょっと足してもよかったなと思う。顔のパーツを刺繍するぶん、少し押し気味の作業でつぶれることを計算していなかった。

と、色々と反省点はありながらも、このクマはこれはこれで気に入っている。
初の編みぐるみ、愛着がわかずにおれようか。

次はうさぎを編みたいな。動物以外だとマトリョーシカなど、人間に近いデザインにも挑戦したい。
最終目標は本に頼らず発想から技法までオリジナルで作れるようになること。これは編みぐるみに限らない。


全長(耳先から足まで)20センチ。
座ると12センチ。
両腕の先から先までの幅20センチ。
重量、不明。軽い。
製作期間、実質3日。

使用したもの
メインの糸 / 恐らくハマナカのウール、あまり糸。ミックスグリーンとグレーッシュベージュ。
顔パーツ用の糸 / 並太より少し太めの茶色(鼻口)、えんじ(目)。
つなぎ用の糸 / 刺繍糸(コスモの324番)とキルティング糸。
端切れ / 綿100%、パッチワーク用のあまり。
化繊綿、ペレット。
使用針 / 5号かぎ針、5号棒針

参考図書『ナチュラルテイストのあみぐるみ』

150325 2330
手しごと、編みもの


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