「メンタリスト」のシーズン1なかばでその事実判明し、どうりで「スーパーナチュラル」よりこちらに惹かれるわけだと心底から納得した。「ウォーキングデッド」も良いが「クリミナルマインド」を選ぶ。中間で「ロスト」だったが、あれが一話形式であればどんなに鑑賞しやすかったことか。もう内容を忘れてしまった。「24」はまた別枠に思える。
「シャーロック」は未鑑賞。元祖が好きなので興味はある。ベイカー街の少年団……たまらぬ魅力ではないか。入団の儀式などを妄想せずにはおれぬではないか。通過儀礼、これがなければ始まらない。映画ではあるが「グーニーズ」のノベライズはメンバーとなる折り、正式なグーニーの宣誓が為されるなど、オリジナル要素が私の好みに叶いすぎていてめまいを起こしつつ読みふけったものだ。
海外ドラマから更に話が逸れる上に矛盾したことを言うと、選ばれし精鋭より烏合の衆に属したい。ガンダム00で言えばソレスタルビーイングよりカタロン。制服も武器もそれぞれどこからともなく調達して来た寄せ集めだったり、そのボロボロの服の胸ポケットにやはり端がすり切れた家族の写真が納まっていたり、エリート幹部とその他大勢との軋轢や葛藤があったり、それらの折衝をはかることができる陽気で兄貴肌の人気者が実は内通者だったり、そういうベタな設定と展開が大好物だ。
それにしてもファンタジー的な意味あいで憧憬を抱いていたはずのものが犯罪や戦争のストーリーにこれでもかと顔を出してくるとは、クリスタルグラスの如き繊細なる14歳にはあまりにも過酷であります。犯罪と戦争がファンタジーになればいいのに。という発想こそ幻想。やれやれだ。

140531 2256
一言、海外ドラマなど


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