どちらも意味を持たせるとしたら、適当、という言葉に置きかえられる。少なくとも、私の中ではそうなる。
ミルクラウンの語源であるミルククラウンはある程度の規則性や法則性、条件を満たさなければ発生し得ないだろうが、それを崩しても可能性は残るのではないかという考え方が実に適当そのもの。
クラウンは王冠も悪くないけれど、道化師のほうが何かと妄想できそうな気もする。
道化師をミルでごりごりと削る、このときの力の入れ加減もどこまでも適当に。
ところで私の台所には秤の類が一切ない。よって料理はすべて目分量で生成されている。お菓子づくりには果てしなく向かない環境である、が、パンはこねてみたい。焼きたいとはあまり思わない。
決められたことには相応の理由があるのだろうし、それをきちんと守って基礎をかためてから応用したほうが賢明だと頭では認識できている。単純に面倒であるのみならず、どんな結果になっても誰も困らせないし私自身も笑い話ですむと軽視してしまう節がある。大変よろしくない。
本音を言うと大ざっぱよりも、真面目にこまこまとやりたい。それ以上に、上機嫌でやりたい。となると適当に傾く。
うまく伝えられそうにないが、ものごとへの感謝や尊敬が圧倒的に不足しているんではないかと己を危うんでいる。これはいつか必ずしっぺ返しを喰らうことになる。
ミル喰らうン……いや、もう、この習い性は懲りることを知らずにおくしかなかろうね。実は矯正をそれほど強く願ってもいないのだから質が悪い。

140529 2251
一言


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