完全にねっこからちぎれてしまっているヒモ。
よくよく見ると、恐らく仕様であった2、3センチのヒモに金具で延長の糸をつないである。いつだかこの家で過ごした人の名残り。

さておき、仕方がないので蛍光灯のプラグ自体で操作しなければならない。
消灯時はひっこぬき、点灯時ははめる。
はい、ここで卑猥な想像をしてはなりませぬ。



これがオンの状態。



これでオフになる。
蛍光灯は大小2つあるので、それぞれこうやって手を施さなければならない。こうこうとした光の中で眠ったり、暗闇とともに生きたいという願望でも持たぬ限りは。
なお、小さな常夜灯は、どちらかのプラグを抜いた時点で電力が通らなくなる。つまり、常夜灯だけはどうしたってどうにもならない。

ええ、ええ、近いうちに買い換えますとも。
さすがに素人では電灯の設置は不可能なので(器用かつ専用器具が豊富に揃っている背の高い人ならやってやれないことはない)電気屋さんに頼むことになる。
非常に面倒である。
しかし毎日まいにちテーブルに乗るなどお行儀の悪いことはレディにふさわしくありません。
踏み台はあるが154センチの私にはちょっと足りなかった。無念である。
プラグ切り替え作業そのものは慣れてしまうと面白いし、これはこれで味があるが、もし最中に地震でも起ころうものなら危険なことこの上ない。

これから大学進学などに伴い一人暮らしを始める方も多いでしょう。僭越ながらそうした方々にアドバイスをば。
踏み台は隠れた必須アイテムです。
また、電灯や電球の交換が管理事項に入っているか、契約書をよくよく確認しておくと良いでしょう。
最近の賃貸物件はこう、お椀をひっくり返したようなハイテクランプがオプションだったりしますが、いざ電球だけでも交換となると予想外に大変ということもあります。フタを外すまでが難関ということもありましょう。ならばいっそこっぱみじんに破壊してしまうと良いでしょう。そして勝手に壊れたと言い張りましょう。そこで大家さんが取り替えてくれなかったり、自己負担になっても、色々と手配ぐらいはしてくれる可能性もあります。
まあ彼氏にでもお願いしてやってもらう手もありますね。そこから始まる恋物語が谷川史子のマンガにありましたね。フラれましたがね。

最近デジタル関係の故障が相次いでいて、ちょっとやさぐれている、いとでした。
これは逆の発想をすれば今はアナログこそ大吉という啓示に違いない。

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一言、生活


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