左上から横に、ミルキーベリー、マシュマロバニラ、リラックスフローラル、トロピカルサンシャイン、下段の左に戻って、フレッシュベリー、スウィートブーケ、メロンシャーベット、シャボンソープ。
たとえフタをしめていても半径5センチ以内に置いているとそれはもう立派な芳香剤。
「なかよし」の読者層を仮に、あくまで仮に小学生としてみても高学年……いや、6年生ぐらいならちょっとLUSHみたい!とそこそこ喜ぶかもしれないと思わないこともない。
実際、香りのインパクトはLUSHのバスグッズに近い。香水はともかくLUSHのあの香水(特にリキッドタイプ)はほとんど苦手な系統ばかりだなと落胆しているそこなお人、今月の「なかよし」はビッグチャンス、かもしれませんよ!
しかもこれ、香りを混ぜあわせてオリジナルを作ることもできるんです!世界でひとつ、あなただけのフレグレンス。彼との待ちあわせに携帯やスマホなんてもう時代遅れ。香りだけで見つけてくれちゃうの。中世のお姫さまになったみたい!
おまけのおまけに宝石みたいなデコシールがついているよ。センスよく飾ってもっともっとキラキラになっちゃおう!もう世界をこえて宇宙でひとつね!

ええと、途中で調子にのってしまいました。すみませんすみません。
まだちゃんと試していないけど、バニラ系というかバニラとかメロンそのままというか、そういう自分ではあまり買わないような香りが入っていて、なおかついろいろ錬金できるという点にうっかり惹かれて購入した次第。580円なり。600円台なら買わなかった。たぶん。それでも私が愛読していた頃よりずいぶん値上がりしている。いくらだったの?とは聞かないで。年がバレる。
本誌ももちろん読みますとも。付録めあてのファッション誌はスルーしたりもするけれどなかよしだから。真剣に懐かしい。パラパラめくって西炯子さんを発見したときに胸をよぎった強烈な違和感はきっと気のせいです。「恋と軍艦」、コミックは買ってるけど本誌だと……西先生あのね、紙面が大きくてすごいなあと思います。

それにしても最近はマンガ雑誌の付録もハイクオリティ指向なんだなと感心しきり。成功しているかどうかはともかく、時代の違いは単純に面白い。私の世代だとこの手のグッズは、あったとしても応募者全員プレゼントだった。プレゼントと謳っておきながら小額とはいえ送料はこちら持ちで(これは今でもそういうシステムのままか)我が家は親の許可が必要だったなあ。本誌の付録はこの時期だとサイン帳のオプションとか、紙製の下敷きとか、ちょっと思い切ってショッピングバッグとか。もちろん、コンビニ袋以上ユニクロ未満レベルでキャライラスト入り。サイズだけは大きかったから夏休み前の私物お持ち帰りに重宝した記憶がある。下校途中で底が裂けたりしたが。ちゃんと計画的に終業式の数日前からちょっとずつちょっとずつ運搬しない私が悪かっただけだが。大事に扱えば3回ぐらいは使用に耐えていただろうという机上の空論。

実はこれまでもマンガ雑誌の付録として「あなたもマンガ家になれちゃう!スクリーントーン付き原稿セット」(軽くシリーズ化している)とか妙にそそられ危うく惑わされそうになっていたなんて大きな声ではあまり言えない。

140215 1503
一言、付録


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