※黒バス×庭球のクロスオーバー




「君と僕は似ている様で似ていないね」
急に目の前に現れた赤髪の青年は静かにそう言った。
その赤髪は何処か全国大会で時間稼ぎにと挑んできた赤毛の少年を思い浮かばせるだけで自分の中で苛立ちが募った。
何が言いたい。そう問いかければ彼は静かに目を細め
「言葉はそのままの意味だよ。そんな事も分からない君じゃないだろう」
彼はそう言った。
確かに分からないわけでもない。言いたい事も充分分かる。だがそれを僕に言ってどういう意味があるのだろうか。
「彼に負けてなお変化がないとは…君はもしかして大輝や祥吾よりも頭が悪いんじゃないのかい。」
成績や素行が悪いあの二人だって負けて変わったよ
彼はまるで俺を馬鹿にする様にそう言った。
ダイキとショウゴというモノが誰だか知らないがこの二人は相当性格、または頭が悪い人間なのだろう。
それ以下と言われたのに馬鹿にされていないなんて誰が思うだろうか
「じゃあ、君は少しでも変わったのかい」
そう問いかければ彼は待っていましたとでも言う様にニッコリと笑みを浮かべ
「そこが君と僕の違いなんだ。」
と言った。つまりは彼は誰だか知らないが誰かに負けて変わったのだろう。
「僕も君もお互いやっているモノで勝つ事は基礎代謝となっていたはずだ」
――――煩い
「それでも僕は元チームメイトと一人のぽっと出に。君はたった一人のぽっと出の後輩に敗北した。」
煩い。
「僕はそこでやっと久しぶりに忘れていたソレの楽しさを思い出せた。」
煩い!!!
「それでも君はソレを思い出せなかった様だね。」
―――――――黙れ!!!
すると彼はとても冷ややかな目を浮かべると吐き捨てる様に言った
「君に"神の子"なんて大層な名前は合わないね。」
そんな名前があるから君は駄目になっていくんだ。
彼はそう言うと俺の頭を目掛けて手をゆっくりと伸ばし始めた
止めろと何度も心の中で叫ぶ
「ならその原因である力を僕が奪ってあげようか」
やめろぉぉおおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおッぉぉぉおおおぉぉおぉぉおおッッッッッ!!
「幸村!!?」
「赤司っち!!」
その声でハッと我に返る声のする方を振り返れば学校は違えど同じ県内の部長であった男――――梶本貴久が息を切らしながら駆けてくるのが見えた。
ソレと同じように赤毛の少年の後ろから綺麗な金髪の…あれは見た事がある。確かモデルの黄瀬涼太という男だ―――が駆けてきているのがみえた
「赤司っち何処にいると思えばこんなとこで何してるんすか!?」
息を切らしながら黄瀬涼太は赤司という赤毛の少年に話しかけた
赤司は柔らかい笑みを浮かべると
「いや、時間潰しにちょっと"火種を消しておこう"と思ってね」
心配かけてしまって悪いね涼太。そう言うと赤司というモノは蔑む様にこちらを見てきた。
「幸村、大丈夫か?」
そう心配そうに声を掛けてくる梶本が煩わしくて手で払う様な素振りをすれば彼は小さくなって少し離れた。
「頭が高いよ。」
赤司というモノははっきりとそう言った。
「赤司っち…?」
そう不思議そうに問いかける黄瀬涼太に大丈夫だよと笑みを浮かべるとまた目つきを変えてこちらを見る。
まるで何もかもを見通している様な赤と黄の瞳が恐ろしくて俺は顔を上げられなかった。
「貴様の様な奴が"神の子"なんて勿体なくて仕方ない。それならばまだ花宮や祥吾、いや火神にその名を上げた方がマシだ。」
そして俺に背を向けると赤司という魔王は
「早く成長すると良いね」
と言い捨てると黄瀬涼太に「行こうか、涼太」と言ってその場を立ち去った。
俺は無理矢理身体を動かすと少し離れた所にいた梶本に泣きついた。
――――自分より怖い人間がこの中に存在するとは思わなかった。

神の子と天帝と

(でも火神っちは神の子って言うか天使じゃないッスか?黒子っちもそう言ってるし)
(涼太。少しはテツヤを疑う事を始めた方が良いと思うぞ?――だが火神はもうすでに神だったな)
(火"神"だからッスね!!)
(涼太も分かる様になったじゃないか。)
(え、マジッスか!!!?)

――――――――
友人から借りた黒バスを読みつつ庭球の最終巻を購入した際に衝動的に書いてしまった物です。
その為内容が可笑しい。内容がないよう・・・プッ(足蹴
赤司様と幸村を比較することが多いこの頃です。
赤司様はまだ絶賛活躍中なので完璧に僕の希望なのですが、彼には黒子って言う存在やキセキって言う存在がいるので、スポーツの楽しさを思い出してくれる・・・知ってくれると思うんです。
それに対して幸村様は赤司様より理由が理由なので立海や三強が何を言おうと耳に入れるなんて事はしないと思います。
それもこれも病気の所為で、苦しいことを乗り越えた先にテニヌがあったからだと思います。
それでも赤司様は多分冷たく当たると思うんです。
だってそれは赤司様から見たら甘えの内に入っていて、スポーツに対しての非礼に思えるからだと思います。
それに何と言っても年下のくせに自分より身長が高いのが解せn(ry
そう思って書いた作品だったりします。幸村が可哀想なことになっていますが赤司様のが上だと言うことを分かりやすくしようとした結果です。
別に幸村が嫌いだから虐めたいとかそう言う訳じゃないんですよ。赤司様がry
所で黒バスも庭球もなんで関西方面の部長は厨二病なんですかね。赤司様と言いエクスタ様と言い







「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -